Books

裁判員裁判の現在 その10年の成果と課題

一橋大学刑事法部門

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784877987886
ISBN 10 : 4877987886
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ねお

    司法改革の総括本繋がり。裁判員裁判の導入目的、制度概要、10年以上の運営中に生じた影響や課題を研究者の分析ならではの視点から分析・評価する。制度全体、運用実績、事実認定、量刑評議、弁護活動及び国際比較という形で章毎に裁判員裁判を多角的に見直し,位置付け直すことができる。裁判員候補者の辞退率の高さから、裁判員裁判に関心ある一部だけが参加し、「国民の代表」とは言えないとの懸念が表明されるが、制度導入の理由たる司法の民主的基盤の強化のため市民が制度について知り、参加したいと思える基盤作りが重要であろう。

  • お抹茶

    裁判員裁判に好意的な論調。捜査・取調べに強く依存した刑事手続きは,裁判員制度の導入で,口頭で主張した事実について判断する公判中心の刑事手続きに変化し,手続きの透明性が向上した。裁判官の相場であった量刑が国民の正義感覚とずれ,裁判員の量刑判断の反映が望ましいと考えられたのは必然で,量刑検索システムが登場した。また,膨大な証拠で細かな争点まで詳細に事実認定する長期間の精密司法から,重要な争点に絞って審理する核心司法の立場に変化した。最高裁は世論を理由に量刑傾向を外れることは公平性を害するため許されないとした。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items