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ISBN 10 : 4787292412
Content Description
芥川龍之介や三島由紀夫、村上春樹、川上弘美らのテクストと、天皇制・植民地・ナショナリズムといったテーマが交差するとき、そこには“他者”としての怪異が浮上し、私たちを恐怖に陥れる。亡霊、ドラキュラ、オカルト、ノスタルジー、出産などの分析をとおして、怪異が近代における文化規範の合わせ鏡であることを示す。
目次 : 実話怪談にとって「怪異」とは誰か:黒木あるじインタビュー/ 第1部 怪異の機能(表現システムとしての“怪異”とノスタルジア―一九二〇年代の文学的想像力と「他者」の変容/ 皇の奇跡―戦間期地域社会における“瑞祥”言説をめぐって/ 弱者のために怨む―川村孤松『廻国行脚怪談百物語妖怪研究』について)/ 第2部 “外部”のまなざし(芥川龍之介の文学と「世紀末的な不安」―地震・帝国・怪異/ 占領地に現れた“幽霊たち”―縮図としての火野葦平「怪談宋公館」/ わたしたちのドラキュラ―横溝正史の『髑髏検校』と帝国主義)/ 第3部 “亡霊”たちの現在(三島由紀夫とオカルト言説―「二・二六」表象をめぐって/ “喪主”としての語り―村上春樹「七番目の男」から/ ナラティヴの亡霊、あるいは川上弘美「花野」の亡霊論(hantologie) ほか)
【著者紹介】
一柳広孝 : 和歌山県生まれ。横浜国立大学教育人間科学部教授。専攻は日本近現代文学・文化史
茂木謙之介 : 埼玉県生まれ。国立小山工業高等専門学校非常勤講師。専攻は日本近代文化史、表象文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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へくとぱすかる
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佐倉
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qoop
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mittsko
読了日:2023/08/25
396ay
読了日:2021/10/21
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