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9月9日9時9分 小学館文庫

一木けい

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094072891
ISBN 10 : 4094072896
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2023
Japan

Content Description

タイ・バンコクからの帰国子女である高校1年生の漣は、日本の日常に馴染めず、心細さを感じていた。そんななか、高校の渡り廊下で出会った先輩に、漣の心は一瞬で囚われてしまう。やっと見つけた自分の居場所に、高まる気持ちを抑えることができない漣だったが、あるとき、彼との恋が自分の家族を傷つけるものであることに気がついてしまう。漣は家族と自分の幸せのため、新たな未来を探す覚悟を決める。初恋と青春を捧げ、彼女が導き出した答えとは。気鋭の作家が高校生のみずみずしい視点で家族と愛をめぐる難題に挑む傑作長編!

【著者紹介】
一木けい : 1979年福岡県生まれ。東京都立大学卒。2016年「西国疾走少女」で第15回「女による女のためのR‐18文学賞」読者賞を受賞し『1ミリの後悔もない、はずがない』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • アッシュ姉

    やっと出会えた好きな人。その初恋が家族を傷つけるものだとしたら。いやこれはきつい。大切な家族のために別れようと決意しても、好きな想いは抑えきれない。高校生だし。家族に反対されるなか、自分の気持ちに正直になることはそんなにいけないことなのだろうかと思い悩む漣。姉妹のどちらに味方するかで感想が大きく変わりそうだが、いずれにせよ苛々悶々やきもきするはず。携帯まで制限するのはやりすぎかな。

  • よっち

    バンコクからの帰国子女で、日本の生活に馴染むことができないでいた高校1年生の漣。そんな彼女が高校の渡り廊下で見つけた先輩に一瞬で心囚われてしまう青春小説。目をそらせないと気づいてしまった、自分を助けてくれた先輩。どうしようもなく惹かれてゆく中で、好きになってはいけない相手であることに気づく漣。かけがえのない自分の居場所も家族への配慮も大切で、多くの人の話を聞きながらどうにかならないのかと必死に抗う漣の想いがとても切なくて、頭では分かっていてもどうにもならないことってあるよな…としんみりとしてしまいました。

  • おれんじぺこ♪(17年生)

    初読み作家さんかな(アンソロジーで読んでるかもしれなけど)漣がまっすぐ過ぎてちょっときつかった部分もあるけれど、ページを読む手が(特に後半)とまらずに一気読み。しかし、息苦しいのは正直あって、寝る前に読む本ではなかった(笑)タイの国民性や曜日にそれぞれラッキーカラーがあること、9がラッキーナンバーであること、タイ料理は好きだけどまだまだ知らないことが世界にはたくさんあるのだなぁ。優しく手を差し出している表紙が読了後に納得

  • まぁみ

    物語のテーマは重い。DV、モラハラ、貧困、差別…登場人物たちの抱える問題はとても大きい。だが、蓮(主人公)の真っ直ぐさと空気を読まない明るさが、暗い世界を払拭してくれる。タイのもつイメージやお国柄なのか、とてもキラキラした印象さえ与えてくれる。蓮の友だちも皆、前向きで思慮深い。でも…私は蓮はいい子過ぎると思う。あそこまで慈悲深くなれるものかしら?ご両親を通して見てもちょっと異質だ。物語はハッピーエンドだが、未来は明るくない気がするのは私だけかなぁ。いろいろ考えさせられたけれど、面白かった。米陀さん最高!

  • たなぼう

    大切な人たちを大切にしたいともがきながらも、素直に向き合う主人公漣の成長物語。長編ですが、はじめから最後まで読み手を飽きさせないで、登場人物たちをあたたかく見つめた物語だった。

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