Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• GREEN

  読了日：2015/07/12

  すごく不思議な作品でした。 普通の人な宥が、「これはダメだ」とか「これはこうして」と言うと、勁の脳内の中の小さな勁がTV画面で人生というゲームをしているかのようにコントローラーを動かして勁を動かす。 それでも時々おかしくなると、バグだと言って心の中でバグの勁とそれまでの勁が戦ったり・・・ そうこうしながら、現実世界では勁は勝って行ってそして宥に頭をなでられるのが気持ち良かったり・・・

• どんぶり

  読了日：2015/09/27

  表紙右の勁(けい)が、その見た目によって幼い頃から受けてきた苦痛により、彼の精神は機械と化し、やれと言われればやる、やるなと言われればやらない、そんな自我のない振る舞いが見ていて痛々しかったです。宥(ゆたか)によって、そんな機械のような感情、自分の人生をゲームのように扱うことは徐々に見られなくなってきたけど、自分の感情を表に出すことによってまた彼の精神が崩壊してしまわないかとハラハラします。自分を保つために過去に蓋をし生きているけど、感情がないのは相手にも自分にも苦しいこと。どうか幸せになってほしい。

• チョビ☆

  読了日：2015/07/04

  うわー・・・すごいわなんだこれ！！一ノ瀬さんてここまで描ける方でしたか？！全体的にヤバイ位良かった〜〜、そして気になる続きが2016冬とは(^◇^;)でも…待ってます！

• きょん

  読了日：2015/08/26

  ケイの悲惨な過去を耐えるにはある意味多重人格的に内面を分裂させ、感情を切り捨てるしかなかったんだろうなあ。他人の家から漂う筑前煮の香りは知っていても、どんな料理かみた事がなかったエピソードが泣かせる。お互いが大事になってきているのに、周囲の様々な思惑に翻弄されてすれ違ってるのが切ない。どうか幸せにして欲しいなあ。

• ayatoto

  読了日：2015/08/17

  ★5 元々お気に入りの作家さんですが、もの凄いのが出来てきた。鷲掴みにされた。淡々と全ての痛みと感情を封じ生きる勁が、初めて他人に何かをあげようとする。あの場面で「欲しのは勝利でなく…おまえ」と伝えられなかった宥が… 勁が… ああっ続きをはやく！ '15.6初版 ☆この本が評判にならぬ不思議。かくいう自分も読メお気に入りさんの感想で知った安堵とこの哀しさよ…

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