ヴォルフガング・ベンツ

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ホロコーストを学びたい人のために Kashiwa Classics 新装版

ヴォルフガング・ベンツ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784760140930
ISBN 10 : 476014093X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

加害者と被害者の両方の視点から見た“未曾有の惨事”。ホロコーストの全体像を簡潔に把握できる入門書。

目次 : 朝食付きの討議―一九四二年一月二〇日のヴァンゼー会議/ ドイツ系ユダヤ人とナチズム―自己理解と脅威/ ドイツにおけるユダヤ人の排斥と差別(一九三三〜一九三九年)/ ユダヤ人の亡命(一九三三〜一九四一年)/ アーリア化とユダヤの星―ドイツ系ユダヤ人の公民権完全剥奪(一九三九〜一九四一年)/ 東部占領地域のゲットー―「ユダヤ人問題の最終解決」の開始/ 反ユダヤ主義から大量虐殺へ―最終解決の創世紀/ 東部での大虐殺―占領地域における「行動部隊」とその他の殺人部隊(一九四一、一九四二年)/ ドイツからのユダヤ人の移送/ テレージエンシュタット/ その他の大量虐殺―シンティとロマの迫害/ 絶滅収容所における大量虐殺の工業化(一九四二〜一九四四年)

【著者紹介】
ヴォルフガング・ベンツ : 1941年生まれ。フランクフルト・アム・マイン、キール、ミュンヘンの各大学で歴史、政治学、美術史を学ぶ。1969年から1990年までミュンヘンの現代史研究所の共同研究員。この間多数の叢書の編集に関わる。『ダッハウ・ノート』の共同創刊者で共同編集者。1990年以降ベルリン工科大学教授。1990年から2011年まで同大学反ユダヤ主義研究センター長。1992年にショル兄妹賞を受ける。亡命研究学会会長。『歴史学』誌の共同編集者

中村浩平 : 神奈川大学名誉教授

中村仁 : 慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。関東学院大学など非常勤講師。専攻はホロコーストの文学や歴史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みねたか@

    ナチスによるホロコーストの記録。200頁の中に詰め込まれた圧倒的な情報量。1938年11月の大虐殺から1942年以降の強制収容所移送に至る歴史,大量殺戮の工業化過程,ドイツ国内,東部地域はもちろんバルト三国も射程とし,シンティ・ロマの虐殺,対独協力者の汚名を着たゲットーの長老への言及など,従来の研究成果を幅広に拾い上げている。平易で感情を排した叙述から浮かび上がる不気味さ。なぜ?なんのために?という問に安易な回答はない。轍を踏まないようにするには,愚直に研究を重ねる他ないという強い決意を感じる。

  • 有沢翔治@文芸同人誌配布中

     ナチス・ドイツはどのようにユダヤ人の大虐殺に至ったのか。歴史的な経過をたどりながら、ホロコーストに至る過程を俯瞰する。最初はマダガスカルやニューギニアにゲットーを築く予定だった。それが公然と処刑されるようになっていく。保養施設だと偽ってテレージエンシュタットへ送られ……。http://blog.livedoor.jp/shoji_arisawa/archives/51511722.html

  • Sakana

    入門書ならびに教科書として使えそうな一冊。簡潔かつ幅広く扱っているので、ナチとかホロコーストについて概観したい人にはいいかも。ただ難点を言うならば、訳が悪い。少し読みにくいところがあったかな。

  •  

    ホロコーストについて、簡潔に述べている本です。その始まり(この頃はまだ絶滅ではなく移住だったんですね)から、水晶の夜、ニュルンベルク諸法、ゲットーへの隔離、輸送、ついで絶滅というように、歴史の流れを追っていきます。分かりやすいですが、ポイントは抑えられているように思います。ホロコーストに関しては、他に「夜と霧」などが有名ですが、この本は史実に基づいた叙述に近いです。この辺り、原著者が歴史家であるのもあるのでしょう。官僚組織が、一つの狂った目標を完璧にこなしていく雰囲気を察します。少し読解力が必要かも。

  • Arte

    教科書的だが、とにかく短い(わずか176ページ)のに、ナチの機構や作戦の説明から市民の証言まで入っていて、しかもドイツ人が書いているという凄い本。近くでユダヤ人が殺されてるみたいだから、墓穴見に行ったら、身分証明書や写真が落ちていたというのがイヤ過ぎる。大学の講義とかで使うのかな。

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