ヴェンカトラマン・ラマクリシュナン

Individuals/organizations Page

Books

Why We Die 老化と不死の謎に迫る

ヴェンカトラマン・ラマクリシュナン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784296113590
ISBN 10 : 4296113593
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

私たちはなぜ死ぬのか?生物学に革命が起きている。人類史上初めて、老年期の健康状態を改善し、最大寿命を延ばせる可能性が高まっている。急速に進む寿命と老化と病の研究は、人類に何をもたらすのか?ノーベル化学賞受賞の生物学者が最新の知見をもとに解説。ノーベル賞学者が語る驚きの真実。

目次 : 不滅の細胞と使い捨ての肉体/ 生き急ぎ、死に急ぐ/ 破壊される遺伝子/ 問題は末端にあり/ 生物時計をリセットする/ ゴミのリサイクル/ 過ぎたるは及ばざるがごとし/ 小さな虫が教えてくれること/ 私たちに巣くう寄生生物/ 満身創痍の肉体と吸血鬼の血/ ペテン師か、預言者か/ 私たちは永遠の命を手に入れるべきなのか

【著者紹介】
ヴェンカトラマン・ラマクリシュナン : 1952年インド生まれ。マハラジャ・サヤジラーオ大学バローダ卒業後、オハイオ大学にて博士号(物理学)取得。その後2年間、カリフォルニア大学サンディエゴ校にて生物学を研究し、イェール大学でのポスドク研究員時代にリボソーム研究を開始した。ブルックヘブン国立研究所、ユタ大学を経て、1999年からイギリス・ケンブリッジにあるMRC分子生物学研究所の研究員を務めている。リボソームの構造と機能に関する研究の第一人者で、2009年にはリボソームの構造を原子レベルで解明したことに対してノーベル化学賞を共同受賞した。2015年から2020年まで英国王立協会会長を務めた

土方奈美訳 : 翻訳家。日本経済新聞、日経ビジネスなどの記者を務めたのち、2008年に独立。2012年モントレー国際大学院にて修士号(翻訳)取得。米国公認会計士、ファイナンシャル・プランナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Yuki2018

    米国を中心に老化研究や関連ビジネスが盛り上がっているという話を最近耳にするようになった。本書では、老化のメカニズムをめぐる研究で何が達成されていて、どこまで根拠があるのか、様々な仮説を非常に分かり易く解説してくれている。分子生物学自体が難しすぎて理解は難しいのだが、粗食や適度な運動といった対策を凌ぐマジックは今のところ存在しないことだけは良く分かった。にも関わらずビッグビジネスとして成立してしまうのも理解できるが、SFの世界に近い話なのかも知れない。改めて生命の神秘に感嘆させられる良書。

  • やご

    なぜ、わたしたちは死ぬのか。いきなり書名で簡潔かつ根源的な問いを正面からぶつけてきていますが、哲学の本ではなく、著者の専門である分子生物学の成果と直面している問題に基づく寿命と老化についての本です。文章は難解ではありませんが、特に中盤は人間(または生物)の体内で起きている複雑な生化学的過程を追っていきますので、その複雑さゆえ、解説も単純明快とはいかず専門用語も頻出しますので、読みやすいとまでは言えません。その一方で、原著が(続く)👉 https://gok.0j0.jp/nissi/1703.htm

  • kazhc57

    このまま大学の教科書になりそうな専門的な裏付けの、老化研究の最前線の解説書です。20世紀後半からの研究の流れを、個人名を出しながら面白おかしく解説しています。一時期よく聞いたサーチュイン遺伝子のことをなぜ最近聞かなくなったのかがよく分かりました。ラパマイシンやメトホルミンが老化防止の薬としてもてはやされている現状や、その信ぴょう性についても解説されています。筆者のスタンスは「老化研究は死に対する原始的恐怖に付け込んでいる」というものです。ややこしいエピジェネティクスについてもこの本でやっと腑落ちしました。

  • Keikoh

    進化が重視するのは適応度、すなわち遺伝子を効率的に次世代に受け継ぐ能力だけだ。長生きに意味があるのは、老衰で死ぬよりはるかに前に捕食者に食べられたり、病気や事故で死んだりしない場合だけだ。動物のなかでも捕食者を恐れる必要のない幸運な種の場合、長生きするほど相手を見つけて繁殖する機会が増える。その場合は代謝率を落とし、日がな1日食料を探し歩かなくてもいいようにすることが長生きするための優れた戦略になるのかもしれない。いずれのケースでも、寿命は進化によってそれぞれの種の適応度が最適化された結果である。

  • y

    内容は難しいのですが、とてもわかりやすかったです。 薬物が人間によい影響を与える側面と害を与える側面とがあるように、老化を遅らせる物質と言われるものも同様なのかなぁと思いました。 ここで述べるのが適切なのかは疑問ですが、そんなに不死っていいものなのかしら?と思います。 徐々に様々な機能が失われいく生命にとっては死はある意味で救いなのでは?と思ったりもします。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items