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ISBN 10 : 4276200423
Content Description
偉大な作曲家で名ピアニスト、そして名指導者でもあったフランツ・リスト。本書は弟子であり秘書も務めたアウグスト・ゲレリヒによる師匠のマスタークラスの記録をまとめたもの。自身の作品に加えて、ショパンやシューマン、ベートーヴェンなどの作品を教えていたリストが、どのようにこれらの作品を捉えていたのか、また、同時代の作曲家との想い出話など、演奏史・音楽史の観点から貴重な証言が満載。全編をとおしてユーモアにあふれており、リストと受講生たちとの生きたやり取りを身近に感じることができる。訳者による詳細な注釈や譜例も充実。
【著者紹介】
ヴィルヘルム・イェーガー : 1902‐1978。オーストリアの作曲家、指揮者、音楽史学者。ウィーン国立音楽大学で学び、ウィーン国立歌劇場のコントラバス奏者を務める傍ら、ウィーン大学で音楽学を専攻、1938年から母校ウィーン国立音楽大学(当時は帝国音楽大学に改称)で教鞭をとった。ナチス政権とも友好的な関係を築き、ウィーンフィルハーモニーの理事、ウィーン市議会議員などに就任したが、終戦後非ナチ化に伴い解任。1948年、ルツェルンのフリブール大学で研究を再開し、1952年に哲学の博士号を取得。1958年から1973年にかけて、リンツのブルックナー音楽院の校長を務めた
内藤晃 : ピアニスト、指揮者、作編曲家。東京外国語大学卒業。自身のCDに「Primavera」(レコード芸術特選盤)、「言葉のない歌曲」(同準特選盤)などがあるほか、マリンバ吉川雅夫氏や作曲家春畑セロリ氏のCDでピアノを務めるなど、一流ソリストや作曲家からも厚い信頼を寄せられている。文筆活動にも広く取り組む。主宰ユニット「おんがくしつトリオ」では、教育楽器によるエキサイティングなアレンジが人気を博し、全国各地に招かれている
阿部貴史 : 青山学院大学文学部卒業、バース大学大学院通訳翻訳修士課程修了。英検1級取得。都内の特許事務所にて翻訳業に従事。また、神田外語大学などで翻訳に関する講演も行う。翻訳業の傍ら、ピアノの演奏活動を行っており、これまで故小沢喜美子、加藤大須、奈良井巳城各氏に師事。室内楽をRobert Turrell氏に、パイプオルガンを鷺晶子氏に師事。豊洲シビックセンターホールなどでピアノリサイタル開催。イギリスとスペインにて演奏会出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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