ヴィトルト・シャブウォフスキ

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厨房から見たロシア ナイフとおたまとフォークで帝国を築く方法

ヴィトルト・シャブウォフスキ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560091364
ISBN 10 : 4560091366
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

皇帝一家と運命を共にした料理人からプーチン大統領の祖父まで。旧ソ連諸国を縦横に旅し、当時の食について考察する。各章にレシピ付き

【著者紹介】
芝田文乃 : 1964年神奈川県生まれ。筑波大学芸術専門学群卒業。ポーランド語翻訳者、写真家

ヴィトルト・シャブウォフスキ : 1980年、ポーランド北東部の町オストルフ・マゾヴィェツカ生まれ。ワルシャワ大学卒業後、トルコのイスタンブールで政治学を学ぶ。帰国後、報道記者としてキャリアを開始。2010年、初の著書Zab´ojca z miasta moreli.Reporta〓e z Turcji(『杏の町から来た殺人者、トルコからのルポルタージュ』)を上梓。同書でベアタ・パヴラク記念賞を受賞、英語版は英国ペンクラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • TATA

    前作「独裁者の料理人」でもそうだったけど政治体制の頂点にある人のリアルに近づくには料理人の視点っていうのは最適なのかも。ましてや日本からは最も理解し難い体制の国々、レーニン、スターリンに始まり、チェルネンコ、ゴルバチョフ、エリツィンまで。さらにはプーチンの祖父までも。筆者がポーランドの方だけあって複雑な歴史からの視点も垣間見えて至る所で重みを感じます。ロシア革命とチェルノブイリの章は迫力十分、圧巻でした。

  • くさてる

    ロシア最後の皇帝に仕えたシェフからシェフだったプーチンの祖父まで、ロシアの近現代史を料理人の立場で見つめた人々へのインタビュー集。それを通して見えてくる巨大な帝国のたどった歴史と、そこに生きる人々のドラマが面白く、興味深く、辛かった。食は生きること、なんだ。ロシア名は覚えるのが難しいうえに似た名前が頻出しますが、混乱せずに読めたのは、小説のような面白さのおかげ。特に心に残ったのは大戦中のスタリングラード、アフガニスタン、チェルノブイリで食事を作っていた女性の話でした。おすすめです。

  • グラコロ

    ツァーリやレーニンやスターリンやクレムリンなどの権力側の厨房や、宇宙飛行士部隊やチェルノブイリで働く人々を支えるおふくろ食堂的なものや、大飢饉のさなかのウクライナやクリミア併合で悲運が重なるクリミア・タタールの食まで取り上げる。圧倒的取材力と量。傑作。それにしても、ガガーリンは二度目の宇宙飛行中の事故で地球に帰還できす、今でも宇宙を彷徨っているとずっと信じていた私。デマだったのね⋯。

  • harumi

    ヴィトルト・ジャブウォフスキさんの著書3冊目。今回も期待に違わず面白くて一気読み。これ一冊で帝政ロシア末期からウクライナ侵攻数ヶ月前までのロシアの歴史が頭に入る。著者はロシア各地を回って実際に料理に携わった人にインタビューしているのでその生々しさも伝わる。スターリンやブレジネフ等のお偉方のみならず、ウクライナの大飢饉(スターリンによる人為的なもの)やドイツ軍によるレニングラード封鎖、アフガニスタン侵攻、チェルノブイリ事故直後に派遣された料理人、クリミア・タタール人、各章最後にレシピも載っていて面白い。

  • hitomi

    読売新聞の書評を読んで。とても読み応えのある本でした。ロシア最後の皇帝からレーニン、スターリン、プーチンの料理人まで、数多くのインタビューをもとに、厨房からロシアの歴史を紐解きます。また、ウクライナ大飢饉を生き延びた老女や、チェルノブイリ原発事故直後に現場の作業者を支えた調理師たちなど、読むのが辛くなる過酷な話も間に挟まれます。ロシアの為政者に共通するのは、国民を人間として扱っていないことだと強く思いました。ロシアの歴史に詳しかったら、もっと興味深く読めたのかも。この著者の『独裁者の料理人』もオススメ。

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