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ISBN 10 : 4623083659
Content Description
本書は、観光人類学の嚆矢であると同時に、「ホストとゲスト」という枠組みを世に問うた観光学の古典としても名高い。移動、余暇、非日常性などの人類学理論から観光を考える視座を提示した上で、世界各地におけるホストとゲストの関係や観光開発による文化変容をつぶさに描き出す。
目次 : 第1部 観光と余暇―理論的概観(観光―聖なる旅/ 帝国主義の一形態としての観光)/ 第2部 非西欧社会における初期の観光(エスキモー観光―境界人とそのミクロ・モデル群/ 先住民観光における性別役割―クナ・モラ、クナ・ヤラと文化的生き残り ほか)/ 第3部 ヨーロッパのリゾートにおける観光(切り売りされる文化―文化の商品化としての観光に関する人類学的展望/ カタルーニャのリゾート都市における観光とツーリストの見方の変化)/ 第4部 複雑な社会における観光(ノースカロライナ州沿岸地域の三つの町における観光と開発/ 観光がアメリカ合衆国南西地方インディアンの芸術と工芸に与えた影響 ほか)/ 第5部 観光の理論に向けて(人類学的視座からの観光研究)
【著者紹介】
ヴァレン・L・スミス : ロサンゼルス市立短期大学教授(1947〜67年)、カリフォルニア州立大学教授(1967〜98年)を歴任。編著書、学術論文や国際学会の基調講演など多数
市野沢潤平 : 1971年東京都生まれ。2010年東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学、修士(学術)。宮城学院女子大学現代ビジネス学部教授
東賢太朗 : 1976年愛知県生まれ。2004年名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。名古屋大学大学院人文学研究科准教授
橋本和也 : 1947年神奈川県生まれ。1987年大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了、博士(人間科学)。京都文教大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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