カナダのヴァイオリニスト、アレクサンドレ・ダ・コスタは、1979年カナダのモントリオール生まれ。幼少の頃からピアノとヴァイオリンに強い興味をもち、9歳でそれぞれの楽器で初公演。このとき既に「神童」と呼ばれるようになり、プロのヴァイオリン奏者としての活動を開始。18歳のときにケベック州立高等音楽学院でヴァイオリンの終了証書および金賞を授与され、また同時期にモントリオール大学の音楽学部でピアノ演奏部門の学士号を取得しています。1998年から2001年の間マドリッドのソフィア王妃音楽大学でザハール・ブロンに師事。国内外のコンクールで数多くの優勝経験を持ち、カナダをはじめ世界各国でソリストとして活躍し、「類まれな才能と完璧なテクニックで紡ぎだされる強烈なエネルギー」と高く評価されています。2007年にフジコ・ヘミングと共演(ユニバーサルより2012年発売)、2009年『サラサーテ&ファリャ:ヴァイオリン名曲集』(ビクターより発売)、その後ワーナー・クラシックスより3枚のアルバムを発売しています。
ダ・コスタはクラシックからポップスまで、様々な音楽を愛するリスナーのために、ストラディヴァリウスを弾きながらオーケストラを指揮し、クラシックだけでなくポピュラーの幅広いジャンルの音楽から情熱と優雅さによるロマンティックなメロディを奏でるという企画をたて、この不幸に見舞われた世界で、人類に内在する愛の能力をこれまで以上に主張し演奏しています。このアルバムは、ダ・コスタの生まれ故郷であり、ロンゲール(ロングイユ)交響楽団のホームであるケベックの最も有名で愛されるポピュラーソングに敬意を表しています。アルバム・タイトルの『Je Me Souviens(ジュ・ム・スヴィアン)』とは「私は忘れない」という意味のフランス語で、カナダのケベック州の公式モットーとなっている言葉。ロベール・シャルルボワの『J't'aime comme un fou』、エディット・ピアフの『La Vie en Rose』、シャルル・アズナヴールの『世界の果てに』『ラ・ボエーム』、フレディ・マーキュリーの『伝説のチャンピオン』やレナード・コーエンの『ハレルヤ』など、アレクサンドル・ダ・コスタは、今回もヴァイオリンとオーケストラのためにエレガントで繊細かつ魅力的なアレンジを、エリック・ラガセとフランソワ・ヴァリエールとともに施し素晴らしい演奏を聴かせてくれます。(輸入元情報)
【収録情報】
● ロベール・シャルルボワ:J't'aime comme un fou
● アラン・ルブラン:Une chance qu'on s'a
● ルイ・グリェーミ:ばら色の人生
● レナード・コーエン:Dance Me to the End of Love
● ジャック・ブレル:La Valse a mille temps
● ミシェル・ベルジェ:Le Blues du Businessman
● クロード・デュボア:Si Dieu existe
● シャルル・アズナヴール:世界の果てに&ラ・ボエーム
● レイモンド・レヴェック:Quand les Hommes vivront d'amour
● セージ・フィオーリ&ミシェル・ノルマンドー:Harmonium
● シャルル・アズナヴール:L'essentiel
● アティラ・シェレフトゥー:Ne partez pas sans moi
● ジャック・ミシェル:Amene-toi chez nous
● フレディ・マーキュリー:伝説のチャンピオン
● レナード・コーエン:ハレルヤ