Wagner Siegfried Idyll, Faust Overture, R.Strauss Oboe Concerto, Gluck : Rosner / Bienne Symphony Orchestra, Pellerin(Ob)

ワグネリアンに朗報！
『アウリスのイフィゲニア』序曲1854年版
世界初録音！

トーマス・レスナー率いるスイスのオーケストラ、ビエンヌ交響楽団（ビール交響楽団とも）が、ワーグナー編曲によるグルックの歌劇『アウリスのイフィゲニア』序曲（1854年版）を収録した注目の新譜をリリース。これまで同曲の1847年版は多く演奏・録音されてきましたが、ワーグナーが演奏会用にコーダを付け加えた1854年版は本アルバムが世界初録音となります。
　ヴェーゼンドンク歌曲集の第５曲『夢』は、オペラ『トリスタンとイゾルデ』第二幕の愛の二重唱の習作としても知られる作品。今回はヴァイオリンと室内オーケストラのために編曲された版での演奏となります。ドイツ三月革命後、数年間をスイスで過ごしたワーグナー。本アルバムに収録された作品は、スイスにおける彼の活躍の軌跡を感じることができるものばかりです。また、本アルバムにはR.シュトラウス最晩年の名曲、オーボエ協奏曲も収録。チューリッヒ近郊で作曲された本作もまた、スイスとの関係深い作品といえましょう。スイスが誇るオーボエ奏者ルイーズ・ペルランのソロにも注目です。
　アルバム最後には、ジークフリートの牧歌の演奏映像も収録（CD-EXTRA仕様、PCで再生可能）。この曲が作曲された町トリプシェンでの撮影ということで、ファンの方にとってはまさにお宝なアルバムといえましょう。（キングインターナショナル）

【収録情報】
・ワーグナー：ジークフリート牧歌（室内オーケストラ版）
・グルック／ワーグナー編：『アウリスのイフィゲニア』序曲（1854年版、世界初録音）
・ワーグナー：ファウスト序曲
・ワーグナー：ヴェーゼンドンク歌曲集より『夢』（ヴァイオリンと室内オーケストラ版）
・R.シュトラウス：オーボエ協奏曲ニ長調

　ルイーズ・ペルラン（オーボエ）
　ビエンヌ交響楽団
　トーマス・レスナー（指揮）

　録音時期：2009年11月
　録音場所：スイス、ビエンヌ、パレ・デ・コングレ
　録音方式：デジタル

・特典映像：Siegfried Idyll in the Tribschen villa（CD-EXTRA仕様、PCで再生可能）