ワシントン・アーヴィング

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アルハンブラ物語 光文社古典新訳文庫

ワシントン・アーヴィング

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334754648
ISBN 10 : 4334754643
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
斉藤昇 ,  

Content Description

アメリカ公使館員として訪れたアルハンブラ宮殿の美しさに魅了された作家アーヴィングが、かつての住人、ムーアの王族の栄光と悲嘆の歴史に彩られた宮殿に纏わる伝承と、スケッチ風の紀行をもとに紡いだ歴史ロマン。異国情緒あふれる物語世界は、発表以来、ヨーロッパに一大ブームを巻き起こした。

目次 : 旅路/ アルハンブラ宮殿/ 大いなる交渉―アーヴィング、君主ボアブディルの王位を継承する/ アルハンブラ宮殿の住人/ 大使の間/ イエズス会図書館/ アルハンブラ宮殿の築城者であるアルハマールについて/ アルハンブラ宮殿の完成者、ユースフ・アブール・ハジーグについて/ 不思議な部屋/ コマレスの塔からの眺め〔ほか〕

【著者紹介】
ワシントン・アーヴィング : 1783‐1859。アメリカのロマン派を代表する作家。文壇デビュー作の『ニューヨーク史』(1809)においてユーモアや軽妙な諷刺で才気を発揮した後、1815年にイギリスに渡ってからは牧歌的でスケッチ風の物語や神話伝説の独自の世界を描いた短編集『スケッチ・ブック』(1819‐20)で一世を風靡した。また、スペイン滞在中に着想を得、旺盛な創作意欲とイスラム文化への傾倒を遺憾なく示した本作『アルハンブラ物語』(1832)に代表される歴史文化の分野でも意欲的に文学活動を展開した。晩年は念願としていた畢生の作品『ジョージ・ワシントン伝』(1855−59)の著述に没頭してこれを完成した

斉藤昇 : 立正大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 帽子を編みます

    寝る前に読むのに最高に素敵な本です、ただ分厚いので何度も落としながら読みました。もちろん書斎で飲み物とともに読むのにもふさわしい。作者のエッセイのような文章、それに続いて伝説、説話が語られます。アルハンブラ宮殿の一室に滞在し、周辺を逍遥し地元の人々、イエズス会図書館の資料などに触れる、なんと贅沢な休暇でしょう。騎士、姫のロマンス、ムーア人の隠された宝物をめぐる冒険、イスラム教徒とキリスト教徒の攻防、過ぎし日々が広い宮殿をめぐりながら格調高く語られます。乾燥した砂漠と花溢れる庭園、広がる景色に魅了されます。

  • Shun

    アルハンブラと言えばタレガの楽曲で有名な音色を思いながら、スペインはグラナダの歴史の中心となってきた絢爛豪華な王宮を無想する。写真で見るアルハンブラの外観はあまり絢爛さを感じさせませんが、その内側に入れば有名なライオンの中庭や、美しい意匠ときめ細やかな装飾模様で彩られた内壁など異国情緒漂う夢の宮殿といった形容が相応しい。そして二大宗教がせめぎ合っていた土地柄、このアルハンブラ宮殿は西洋と東洋の美術の融合、そして数多の逸話を蓄積してきた。まるで千一夜物語の如きアルハンブラの物語にどこまでも耽ることができる。

  • sheemer

    ニューヨーク生まれの作家が外交団の一員として1826年から3年余滞在したアルハンブラ宮殿(宮殿内で起居を許された)での歴史・伝承・生活を綴った記録。小泉八雲の「日本の面影」と「怪談」を足し合わせたような本。千夜一夜的な史実・伝説・魔術的なものが組み合わさった書でもある。表現を感じるためにゆっくりと読むのがただしい本だ。ムーア人とスペイン人の戦乱と交渉を介した高潔・文化・芸術のもっとも美しい部分の物語とも言える。ゆっくりと何かを読みたい時、エキゾチックなものをイメージしたい時にお薦めできる本。

  • SOLVEIG

    興味あって入手したものの分厚さに少々不安を覚えつつ……。第一章「旅路」から紀行文学のように始まる。序盤はまさに旅の様子を描いていて少々焦ったくなったりもしたけれど、その割には面白く読めた。章が進むと徐に(←本文中よく出てきた!?)ーーあたかも映画での回想や空想のシーンのように、伝説の物語が挿入され始める。元々それ目当てで手を出した本書、そこそこの長さの物語もあってけっこう読み応えもあった。以前放送された「城 王たちの物語 アルハンブラ 女王イサベル 終の楽園」を思い出し、もう一度じっくりみたいなと。

  • Oka

    とある小説でこの本が元になっている、ということで、しばらく積読していたが、読んでみた。序盤はただの歴史小説のような記載であり、正直読み始めたことを後悔したが、中盤以降でアルハンブラ宮殿を舞台とした伝説がいくつも語られており、とても興味深かった。著者の純粋な感想もいくつも載せられているのだろう。

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