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その年、わたしは嘘をおぼえた

ローレン・ウォーク

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784378015262
ISBN 10 : 4378015269
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

2つの世界大戦が暗い影を落とす1943年、「オオカミ谷」と呼ばれる丘陵地で静かなくらしを送るわたしの前に、黒い心を持つ少女が現れた。わたしを、わたしの大事な人たちを、傷つけ、わなにかけ、おとしいれていく。わたしは闘うことにした。けれども、ことは、それだけですまなかった―嘘は真実をよそおい、11歳の少女を迷わせる。せつない決心は、予期せぬ結末へ…2017年ニューベリー賞オナー受賞作。

【著者紹介】
ローレン・ウォーク : アメリカ、メリーランド州出身。大学を卒業後、ネイティブ・アメリカンに関する本の執筆や、英語教師、教育関係の編集を経て、2007年より、ケープコッド文化センターのアソシエイト・ディレクター。詩人、視覚芸術家、作家。『その年、わたしは嘘をおぼえた』は、はじめて書いた児童書で、ニューベリー賞オナーブックに選ばれている。自然を愛し、各地のトークイベントなどに積極的に参加している。現在はマサチューセッツ州在住

中井はるの : 東京都出身。大学を卒業後、台湾系の企業に就職後、ライターや、ディズニーランドの通訳などを経験。その後出産をきっかけに子どもの本に興味をもつ。絵本作家アシスタント、絵本教室の事務局などを経て、児童書の翻訳に進む

中井川玲子 : 東京都出身。カリフォルニアでの子育てを通じて児童書にほれこみ、児童書翻訳の道へ。現在は香港在住。やまねこ翻訳クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • のっち♬

    不良少女の虚言により罪をなすりつけられた放浪者を納屋に匿ったアナベルは彼の汚名挽回のために立ち回る。次々と新たな局面に立たされるアナベルの苦悩が丁寧に描かれ、終盤は行動の結果がもたらす重圧とサスペンスフルな展開で「息がつまりそう」な切迫感が募る。嘘を重ねる悲しさ、偏見を持つことの恥、人間の暗部に立ち向かう勇気や行動の責任など込められたメッセージ性は重い。彼女の精一杯の歩みは、人間が掘った嘘という落とし穴からの絶望の嘆きと共に、安全な場所で生きるか闘うかを問い掛けてくる。逃げずに自分の人生を大きく鳴らせと。

  • 2つの世界大戦が暗い影を落とす1943年、「オオカミ谷」と呼ばれる丘陵地で静かなくらしを送るわたしの前に、黒い心を持つ少女が現れた。わたしを、わたしの大事な人たちを、傷つけ、わなにかけ、おとしいれていく。わたしは闘うことにした。けれども、ことは、それだけですまなかった――嘘は真実をよそおい、11歳の少女を迷わせる。せつない決心は、予期せぬ結末へ……2017年ニューベリー賞オナー受賞作。ローレン・ウォーク、輝きのデビュー作。

  • ペグ

    戦争で心に大きな傷を負ったトビーともうすぐ12歳を迎えるアナベルの心の交流。小さな村で起こった大きな事件。アナベルは如何にして立ち向かっていくのか?!賢く心を砕いて成長していくアナベルに心の底から喝采。初めから泣かせようとして描かれた小説や映画は嫌い。そうじゃない。登場人物の心に共鳴することが感動を呼ぶ。素晴らしい! 少年少女たちへ送る勇気とエールを送る一冊。読む事を応援してくださったのっち君!ありがとう🍀

  • はる

    読み応えのある作品だった。でも…読み終わった今でも私の心は揺れている。引きずられている。1943年のアメリカの片田舎。11歳の少女アナベルは温かな家族に囲まれ幸せに暮らしていた。だが近くに越してきたベティは彼女に執拗ないじめを始める…。ベティの闇の深さが恐ろしい。サスペンスタッチの展開にページを繰る手が止まらない。その一方で、戦争で心に傷を負ったトビーの存在…。アナベルが彼と屋根裏で語り合う場面は優しく切なく、とても素敵だ。アナベルは彼を救うことは出来るのか?ラストは…哀しくて、優しい。

  • 星落秋風五丈原

    いやー思ってたのと全然別の結末でした。ローレン・ウォーク作品のヒロインは行動力があって勇気がありますね。

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