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ISBN 10 : 4326148306
Content Description
錬金術の基礎にある化学・医薬的な技術と発展の過程、そして詐欺や魔術と誤解・断罪された経緯、暗号化されたテクストの読解、錬金術師たちの社会的な評価、文学や演劇、宗教との関係、背景となる自然観や人間観から、「高貴なる技」が科学史と文化史に占める重要な地位を示す。また再現実験から、その実像を炙りだす。
目次 : プロローグ―錬金術とはなにか/ 第1章 起源―ギリシア・エジプトの「ケメイア」/ 第2章 成長―アラビアの「アル・キミア」/ 第3章 成熟―中世ヨーロッパの「アルケミア」/ 第4章 再定義、再生、そして再解釈―一八世紀から現代まで/ 第5章 黄金期―初期近代における「キミア」の実践/ 第6章 秘密のヴェールを剥ぐ/ 第7章 キミアの広大な世界/ エピローグ
【著者紹介】
ローレンス・M.プリンチーペ : ジョンズ・ホプキンズ大学シングルトン前近代ヨーロッパ研究所所長、科学史教授、化学教授。アメリカを代表する科学史家。1988年にインディアナ大学にて化学、1996年にジョンズ・ホプキンズ大学にて科学史の博士号を取得
ヒロ・ヒライ : ルネサンス思想史。Early Science and Medicine誌学術顧問。1999年より学術ウェブ・サイトbibliotheca hermetica(略称BH)を主宰。同年にフランスのリール第三大学にて哲学・科学史の博士号を取得。欧米各国の研究機関で研究員を歴任。現在、オランダ・ナイメーヘン大学研究員。2012年に第九回日本学術振興会賞を受賞。2013年よりBH叢書の編集主幹(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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