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ISBN 10 : 4622089696
Content Description
いまや「正義」について語る際には避けて通ることのできない経済学者・哲学者となったアマルティア・セン。彼はその広大な思想で何を壊し、何を作り上げようとしてきたのだろうか?本書は「選択」「ケイパビリティ」「自由」「正義」「デモクラシー」の5つのテーマに沿ってそのエッセンスを抽出するものである。センの想定する“自由で独立したマスメディア”とはどのように実現できるのか?“実効的な力としての自由”とはどのような政治体で可能なのか?著者はこれまで経済学や現代正義論の文脈で捉えなおし、政治的リアリズムの視点から批判的考察を交えて解説する。今後も学問領域を超越し、さまざまな角度から言及されるであろうアマルティア・センの思想を俯瞰できる、気鋭の政治学者による最良の入門書。
目次 : 第1章 選択(社会的選択/ 剥奪/ 結論)/ 第2章 ケイパビリティ(諸々のケイパビリティ/ 客観性/ 不完全性/ 結論)/ 第3章 自由(先行研究/ 合理性/ 力/ 結論)/ 第4章 正義(分配/ 不正義/ 比較/ 不偏不党性/ 結論)/ 第5章 デモクラシー(公共的理性/ 人権/ グローバルな必須事項?/ 結論)
【著者紹介】
ローレンス・ハミルトン : 1972‐。南アフリカ共和国ダーバン生まれ。ケンブリッジ大学で博士号を取得後、現在はウィットワーテルスランド大学政治学部教授。ケンブリッジ大学政治学国際学部教授。専門は政治理論
神島裕子 : 1971年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程修了。博士(学術)。立命館大学総合心理学部教授。専門は政治哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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