すってはいてラッコくん こころもからだもリラックス絵本

岩の上で、ラッコが人魚と並んで寝転んでいると、人魚は空から落ちてきたカモメの羽に、ふうーっと大きく息を吹きかけて、再び空に舞い上げました。ラッコも人魚の真似をして、大きく息を吸って、ふうーっと大きく吐き出します。大きく吸って、大きく吐いて、すると、どんどん体の中がさわやかに。気づくとラッコの仲間たちもみんな並んで寝転んで、呼吸に合わせて、おなかを大きく膨らませたりぺちゃんこにしたり。みんなのおなかのリズムは波になって、なんだかどんどんしあわせな、しずかな気持ちになっていきます。

【著者紹介】
ローリー ライト : 米国在住。母、作家、起業家として活躍。ストレスや不安の症状に苦しむわが子たちを助けたいという強い思いから、研究に基づいたリラクセーションとストレス・マネージメントの技法を取り入れた楽しい物語を自ら作り出して読み聞かせ、子どもたちの症状を改善した経験をもつ。自分たちと同様にストレスや不安を抱える親子の役に立ちたいと「ストレス・フリー・キッズ」社を創設し、書籍やＣＤ・カリキュラムを提供している

大前泰彦 : 大阪市立大学理学部卒業。兵庫教育大学大学院学校教育研究科生徒指導コース専攻修士課程修了。３３年間小中学校に勤務。現在、公立小学校教頭・臨床心理士（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）