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パラリンピックは世界をかえる ルートヴィヒ・グットマンの物語 福音館の単行本

ローリー・アレクサンダー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784834085624
ISBN 10 : 4834085627
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「パラリンピックを生んだ人」として知られる、神経外科医ルートヴィヒ・グットマンの生涯をえがく物語。ドイツの町にユダヤ人として生まれ、ナチスによる迫害をうけてイギリスに亡命したルートヴィヒは、それまであきらめられていた下半身まひの患者の治療にとりくみ生存率を大幅にあげた。そして、充実した生活をおくるよう彼らをはげましつづけた。ある日、ルートヴィヒは患者たちが車いすで庭を走り回っているのを見てひらめいた。治療にスポーツの要素をとりいれよう!患者が情熱や喜びをとりもどしていくのを目の当たりにしたルートヴィヒは確信した。体を動かすことが治療のカギなら、スポーツはすべての人のためのものだ!ひとつの病院ではじまった小さな競技大会は、ルートヴィヒのたゆまぬ努力と愛情でパラリンピックへと成長し、やがて社会をかえることになった―巻末では実在のパラリンピック選手たちも紹介されている。小学校上級から。

目次 : 見はなされた患者/ がんこもの/ 炭鉱労働者/ 医学の道にもどる/ 高まる緊張/ 水晶の夜/ 変化の日々/ 不治の病人たち/ 希望の回復/ 大逆転/ ストーク・マンデヴィル競技大会/ 車いすは進む/ なにかいいこと/ 金メダル目ざして

【著者紹介】
ローリー・アレクサンダー : おおくの子ども向けノンフィクション作品を手がける作家。アメリカのアリゾナ州在住

アラン・ドラモンド : イギリス・ロンドンの王立芸術大学でイラストを学んだイラストレーター・作家。イギリスのサフォーク州在住

千葉茂樹 : 1959年、北海道生まれ。翻訳家。絵本から読みもの、ノンフィクションまで幅広い作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • oldman獺祭魚翁

    パラリンピックは一人の医師の研究と強い信念が作り上げたものだった。ルードヴィッヒ・グッドマン医師はユダヤ系だった為、ナチの迫害を受けて英国に亡命。ストーク・マンデビル病院の脊髄損傷センターの責任者となった。それまで1年以内の死亡率が80%だった脊髄損傷患者の生存率を80%以上に上げ、患者の社会復帰を促し、更にスポーツを通じて社会への参加を即し、最終的にストーク・マンデビル病院のスポーツ大会だったものを、世界的なスポーツイベントに育て上げた。

  • Roko

    『第一次世界大戦後の脊髄損傷患者の80パーセントは亡くなっていたのに対して、ルートヴィヒの患者の死亡率はわずか11パーセントだった。』そんな状態を変えた脳神経外科医・ルートヴィヒ・グットマンによって、脊椎損傷患者の生存者は上がりました。そして彼らの機能回復のために始めたスポーツはどんどん広がり、パラリンピックへとつながっていくのです。

  • 絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

    『おすすめ!世界の子どもの本 2022』JBBY選 で紹介されているノンフィクション。 パラリンピックの父と呼ばれるルートヴィヒ・グットマン神経外科医の生涯。患者への治療・リハビリから、パラリンピック開催、バリアフリー法制定。自身はユダヤ人であることからの差別や病気で苦しんだことがあったという。 【多様性を理解するー困難とともに生きる】

  • まあやん

    ルートヴィヒ・グットマン、知りませんでした。脊椎損傷への治療法はなくギプスで固められ、寝かされ、見捨てられていた時代があった。残酷だ。その状況を間近で見たルートヴィヒ、その後、地道に頑固に諦めず、治療法を見つけ、運動によって、患者たちが生きがいを見つけるまでに導いた。それがパラリンピックの原点なんだ。ユダヤ人でナチスの時代にイギリスに亡命、諦めず貫き通せたのは優しい気持ちと決して優等生ではなかった子どもの頃の我が道を行く的な性格があったからかな。分かりやすく、いい本だと思った。

  • くるり(なかむらくりこ)

    市民レベルではあるけれどブラインドマラソンの伴走者として、ほんの末端で障害者スポーツに関わっている身として、東京パラリンピックを心から楽しみに思っていました。現状、開催に賛成とはとてもいえず、かといってこの貴重な大会の機会が失われるとしたら残念な気持ちがどうしても消せない。なにより五輪との相対的な意味でパラの意義までも損なわれていくのを見ているのがただただ辛い。あらためて、五輪(IOC)とはまったく別ものとして、パラリンピックの意義を考え直したい、考えてほしいと、強く思わされる本でした。

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