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消えた冒険家 亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズIV

ローマン・ダイアル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784750517841
ISBN 10 : 4750517844
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

雪山登山から氷河、ジャングルまで数々の冒険を共にし、興奮と喜びを味わってきた一家。だが、単身向かったコスタリカで息子は消息を絶ってしまう。無事を信じる父親による、命をかけた執念の捜索が幕を開ける。冒険旅行の魅惑と、親子の固い絆を描くノンフィクション。

目次 : プロローグ:家族/ 第1部(ユージベリ/ テン・ナイン・テン/ ペギー・メイン ほか)/ 第2部(メキシコ/ グァテマラ/ エル・ペテン ほか)/ 第3部(「連絡をくれ!」/ ドンディ/ コーナーズ ほか)/ エピローグ:肉、カラス、種

【著者紹介】
ローマン・ダイアル : アメリカの冒険家。アメリカ・パシフィック大学教授。ナショナルジオグラフィックは彼について「登山、アイスクライミング、ラフティング、そして未開地にて開催される過酷な耐久レースにおいて数々の偉業を達成する人物」であり「生きる神話だ」と紹介している。元ナショナルジオグラフィック専属の探検家である彼は、スタンフォード大学で博士号を取得し、現在はアンカレッジで暮らしている

村井理子 : 翻訳家・エッセイスト。1970年静岡県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 星落秋風五丈原

    疾走した息子を探す冒険家の父。ドキュメンタリー制作者も巻き込んでの捜索。

  • コウジ

    十代でアラスカに移住した著者が自然に魅入られ山や僻地で過ごす内に恋人や家族が出来て家族でも冒険旅行をする様になり、息子も同じ様に冒険やアドベンチャーレースに打ち込み、コスタリカのジャングルで消息を断つ。 外国での捜索は困難を極め父で有る著者自身の思いが綴られる。 結末はネタバレ禁止でしょうから、お読み下さい。1冊目。

  • 藤中恭美

    息子を捜しながら、著者が子供のころから冒険に連れて行ったのは間違ったことだったのかと煩悶するシーンなど、冒険家ゆえの後悔が読み手に伝わって、どうにか無事で生きていてほしいモードになる。 途中、テレビのドキュメンタリーチームが介入しての解決にどんよりしながらも、地道に自分の息子を信じて捜す著者。 救いのない中でも、光が差すような結末まで一気読みという感じでした。 ノンフィクションの力を感じた作品であり、ノンフィクションというのはこうでないとと思わせる着地点だったかもしれない。★★★☆

  • 水蛇

    なによりも、愛する人をどのくらい知ってるのか、知ってるといえるのか、知らない一面があったとして受けとめられるのかという揺らぎと問いが胸をえぐる。あまりに長いあいだ息子を探しつづける親の心に否が応でもなだれこんでくるのは生まれたその日からの息子のすべてで、そんなの当然なんだよね。彼はもうわたしのなかではっきりした輪郭を持った。「行方不明者のひとり」じゃなくなった。こんな思いや愛がこの世界には積もってるって思うたびに、外を歩く見知らぬひとたちにひとりひとりに人生の匂いを感じて喉を焼かれそうにせつなくなる。

  • ちゃーとら

    【図書館本】冒険家でもある著者がジャングルで失踪した息子を探すノンフィクション。愛情と苦悩が伝わり後半は一気に読んだ。何も分からないということが一番辛いよね。本筋ではないけどメディアはどこの国も似たりよったりなのかと…

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