ローズ・マリー・シェルドン

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ローマとパルティア

ローズ・マリー・シェルドン

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560083376
ISBN 10 : 4560083371
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

アメリカと同じ失敗を、かつてローマ帝国も犯した。千七百年以上前にイラン・イラクの地に栄えた大国、パルティア。この強大なライバルを相手にローマ帝国がくりかえした戦争と数々の失敗の原因を、アメリカの軍事大学教授が分析し、古代ローマの戦争観を考察する。

目次 : 序説/ 最初の接触/ 失敗の高い代償―クラッススとパルティア人/ パルティアの反撃/ アントニウスの遠征/ 外交による解決―アウグストゥスとティベリウス/ コルブロの遠征とネロの和睦/ パルティアにおけるトラヤヌスの冒険―今日の目から見た但し書きを添えて/ ハドリアヌスからカラカラまで/ ローマは何を、いつ知ったのか/ 戦費と帝国/ 結論―ひらすらにバビロンへ

【著者紹介】
ローズ・マリー・シェルドン : 古代ローマおよびビザンツ帝国を専門とするアメリカの歴史家。1987年にミシガン大学でPh.D.取得、ヴァージニア軍事大学の元歴史学科長で、現在も同学科の教授をつとめる。Intelligence Activities in Ancient Romeをはじめとして、古代世界の諜報活動と情報収集についての著者複数あり

三津間康幸 : 1977年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程修了。博士(学術)。日本学術振興会海外特別研究員(ロンドン大学SOAS)を経て、東京大学大学院総合文化研究科学術研究員。セレウコス朝史、パルティア史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 不羈

    塩野七生さんの「ローマ人の物語」を補完する意味で読んだ。ローマ帝国と敵対したパルティアという国からの視点を加味している点や、情報/戦費という非常に重要なファクターでのアプローチ、ローマ帝国が不要な戦争を仕掛けるクダリで某合衆国のブッシュ大統領の愚かなイラクへの攻撃への批判を垣間見せるなど非常に為になった。ps.論説的な硬い訳文でさえなければ、もう少しページが進むのも早かった気が。

  • 鐵太郎

    ローマ帝国とアルサケス朝パルティアは、紀元前1世紀初頭から3世紀初めにかけて何百年も断続的に抗争を続け、何度も決定的な戦闘を行った末に互いを征服することはできず、パルティアがササン朝ペルシアに滅ぼされてその戦争史を終えます。その間、何があったのか。ローマはどのような戦略で戦争をしたのか。諜報戦は行われたのか。外交関係はどのように行われたのか。この歴史は現代にどう反映しているのか。この本は軍事学者が描く新たな視点の歴史です。人名の煩雑さとか地図の見にくさなどいろいろ問題はあるけど、面白い。

  • ローマとパルティアの間で行われた戦争について、歴史家で諜報に特に興味を持つ著者が関係性を改めて描き出している。ローマの軍事行動についてはローマ人の物語やローマ帝国衰亡史ぐらいしか読んでいなかったので著書がパルティアに同情的な見方をしているのは新鮮な視線だった。共和国時から培われた栄光と戦功への渇望は言われてみれば確かに、というもの。現代のアメリカに当てはめるのは危ない見方があるとはいえ、似た部分はある。泥沼に入り込んでしまったローマと入り込みつつあるアメリカで、似た道を辿ることになってしまうのだろうか。

  • MUNEKAZ

    アメリカ人の軍事史家によるローマ帝国とパルティアの抗争を描いた一冊。覇権国家による中東での失敗ということで、アメリカのイラク戦争時の対応とも関連付けながら述べているのが印象的。著者はローマ側の準備不足、とくに諜報面での不備を指摘しており、アメリカの失敗とも繋げて論じている。またトラヤヌス以降のローマの防衛的な戦略も否定しており、常に覇権主義と飽くなき征服欲がローマの根幹にあったとする。どうしてもローマ側に視点が偏るが、パルティアについて扱った類書が無いだけに貴重なものである。

  • newborn

    訳が読みにくくて時間と気力が入ります。 話の展開でまとめや事件の意義など要約があればいいなと思いました。

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