ローズマリー・サトクリフ

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夜明けの風 新版

ローズマリー・サトクリフ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784593101610
ISBN 10 : 4593101611
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

戦いのなか、ただ一人生き残った少年は、飢え怯えた少女と出会う。旅の途中で病気にかかった少女を助けるために、少年は自らの自由を売り、奴隷となる決心をする。過酷な運命を生きる少年と少女の絆の物語を、イギリス児童文学の異才サトクリフがあざやかに描きだす。

【著者紹介】
ローズマリー・サトクリフ : 1920‐92。イギリスの児童文学者、小説家。幼いときの病がもとで歩行が不自由になる。自らの運命と向きあいながら、数多くの作品を書いた。『第九軍団のワシ』『銀の枝』『ともしびをかかげて』(59年カーネギー賞受賞)(以上、岩波書店)のローマン・ブリテン三部作で、歴史小説家としての地位を確立。数多くの長編、ラジオの脚本、イギリスの伝説の再話、自伝などがある

灰島かり : 子どもの本の作家、翻訳家、研究者。英国のローハンプトン大学院で児童文学を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • サラサラココ

    2020年新版。こどもと各自読んだ。偶然過ぎるところもあるけれど、主人公の判断力、行動力に驚嘆。6世紀、戦で生き残ったら、奴隷になるか、大陸に逃れるか、辺境で生き延びるかという厳しい時代の物語を、流れるような日本語訳で楽しめる。それにしても、どれだけの子どもに読まれているのかな。

  • 菱沼

    図書館で。表紙が写真の旧版で読んだ。ローマンブリテン三部作は読んだけれど、これを見落としていた。イルカの指輪でアクィラを思い出した。主人公オウェインの誠実でひたむきな生き方が胸をうつ。プリシラ夫婦との出会いは『ローマとケルトの息子』のベリックの居場所となった地のことを思った。馬や犬と少年とが育む愛情の書き方も秀逸。ドッグの最期の場面の淡々とした文章が深く心に残る。老公使の「槍の和睦」を読んで、何年か前に留学生の多い高校に通う少年から聞いた「友達のいる国とは戦争できない」を思った。

  • Mithrandir

    サトクリフはローマンブリテンを含め多分6作目だけど、この作品が最も心に響いた。 サトクリフ作品では少年たちが歴史の奔流に巻き込まれ過酷な運命に晒される。彼らは諦めるでもなく、敢然と立ち向かうでもなく、目の前の日々を懸命に生きていく。ひたむきな生き様が大人の心も揺さぶってくれます。

  • sai

    再読。

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