ローズマリ・サトクリフ

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英雄アルキビアデスの物語 下

ローズマリ・サトクリフ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562038602
ISBN 10 : 4562038608
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2005
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

冒険物語顔負けの波瀾万丈の生涯を現実に生きた、アテナイの政治家にして軍人のアルキビアデス。この古代世界の英雄を、ひとりの血肉を備えた人間として蘇らせたサトクリフの傑作、遂に完訳。

【著者紹介】
ローズマリ・サトクリフ : 1920〜92年。イギリスを代表する歴史小説家。1959年、すぐれた児童文学に与えられるカーネギー賞を受賞し、歴史小説家としての地位を確立した。1975年には、大英帝国勲章のOBE、1992年にはCBEが贈られている

山本史郎 : 1954年、和歌山県に生まれる。1978年、東京大学教養学部教養学科卒業。東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻はイギリス19世紀文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヴェルナーの日記

    アルキビアデスは、まさに”時代の寵児”であり”風雲児”であって”乱世の奸雄”だった。アテナイは鎖に繋がれていた猛獣をみすみす野に解き放ってしまったのだ。政敵の讒訴(フェイク・ニュースのようなもの)よってアテナイを追われたアルキビアデスは敵国スパルタ亡命する。彼はアテナイの内部情報を流しシチリア島防衛をスパルタ側に主張。その結果スパルタはシチリア島にギュリッポス率いる軍隊を派遣しアテナイと徹底抗戦する。アテナイは膨大な戦力を投入したにもかかわらず、シチリア遠征は惨憺たる敗北の結果に終わった。

  • 星落秋風五丈原

    主人公アルキビアデスの意識は全く読者に示されない。物語はアルキビアデスの周辺にいた何人かの人によって語られている。アテナイの香料店の跡取り息子ティモテオス、アルキビアデスの軍船に乗り込んでいる海兵隊長アルカディオス、アルキビアデスの腹心の部下で、彼の軍船の航海長であるアンティオコス、スパルタ王妃ティメア、アルキビアデスが愛する女ティマンドラなど様々な人物が、それぞれの視点からアルキビアデスの身に何が起きたかを語る。このような語りの構造を持った作品としてはウィルキー・コリンズの『白衣の女』『月長石』がある。

  • BIN

    下巻もちょっとだれながら読みました。ペルシャからアテナイに復帰し、(以前アルキビアデスの戦略により)スパルタに占領された領地を取り戻すなどの活躍を見せるものの僭主を認めないというか上層部の嫉妬などで結局排斥されてしまう可哀想な人物。生まれた場所が悪かったのかな。人物としては魅力的で面白い人物であるのは認識しているものの、洋物の翻訳ものが性に合わないのか非常に微妙でした。

  • naoco

    歴史小説はそれほど得意ではないのですが(知識もないですし)、尻上がりに面白くなっていきました。アルキビアデスもですが、ティマンドラもとても生き生きと魅力的に描かれていました。矛盾があってもそれが人間、本当にそうですね。

  • 本とフルート

    はるか昔、大きな矛盾を抱えて生きたアルキビアデス。そんな彼を、幾多もの人々の視点からありありと紙面に立ち上げてみせるサトクリフの技量には今回も感服した。冒頭、鮮やかな赤に街路を染めてみせた「アドニスの花」。読み終わった今になって、その光景がありありと蘇る。

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