ロベルト・ハンス・ファン・ヒューリック

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江南の鐘

ロベルト・ハンス・ファン・ヒューリック

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150018160
ISBN 10 : 4150018162
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

新たな任地・蒲陽に赴いたディー判事。強姦殺人事件を皮切りに次々と起こる怪事件。被害者の娘と懇ろだった書生が捕縛されたが、自白を拒み…。シリーズ最大の難事件を描く代表作を新訳決定版で贈る。

【著者紹介】
ロバート・ファン・ヒューリック : 1910年オランダ生まれ。外交官として在日大使などを歴任するかたわら、東洋文化の研究に多大な成果を残す。またミステリ作家としても活躍し、江戸川乱歩らとも親交をもった。1967年死去

和爾桃子 : 慶應義塾大学文学部中退、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tom

    解説によれば、中国には公案小説というジャンルがあって、これはいわゆる推理小説。明時代末(1300年代)に成立したらしい。そして、公案小説のネタになったのは、裁判記録とのこと。文民統制が行き届いていて、犯罪捜査や裁判も合理的に進行する。記録もきちんと作成する。犯人だと確信し、それでも自白がなければ拷問ということにはなるのだけど、無意味な拷問をした場合には、指示した者は処罰されたらしい。こういう社会を背景にしたミステリー。過去の中国に驚くばかり。その意味でも興味津々のミステリー。

  • spica015

    日本の時代劇を彷彿とさせるようなアクションあり、お色気ありの勧善懲悪の物語。唐を舞台にしたこの狄判事シリーズは本当に痛快で楽しい。新任地で権勢を奮う悪者に流石の狄判事も苦戦するが、副官達の力も借りて見事解決。今回は陶侃の見せ場が多かったかな。ミステリと呼ぶには単純な事件が続くが、それでも意外な真相が隠されていたりして、最後の最後まで飽きることがなかった。情に厚く見事な裁きを見せる狄判事が格好いい。しかし当時の罪人処刑のやり口は、身の毛がよだつほど恐ろしい…。

  • 桃柳

    狄判事も良いのだが、元悪人の副官たちが良い味を出してる。 続けて読んだ。順番がよく分からないので、とりあえず目に付いたものから。 清玉の事件と子宝寺院の事件はまああっさりと。しかし30年に及ぶ林家と梁家の確執は、まさかの結末。 狄判事、正義は忽せにしないけど、人の心もきちんとわかる良い人。

  • (ま)

    狄(Dee)判事シリーズ 義重于生 強姦殺人事件と破戒坊主事件と後味の悪い悪徳商人の事件に名判事苦悩する

  • いつもと違う入りが新鮮。並行する複雑な事件を捌きながら、乙女の一途な恋心までがっちりつかみ取っちゃう判事の辣腕ぶりを楽しみました。振り方までかっこよすぎる判事。しかしその裏で、第一夫人に嫌われちゃったんじゃないかと悶々としている、可愛すぎる判事。副官達もがんばってたし、良い密度でした。不遇の人たちに対する判事のまなざしは変わらず配慮に溢れていて、彼女じゃなくても惚れちゃうと思う。この時代の中国の公安、法制度などもかなり緻密に描き込まれていて、読む度に好きになるシリーズ。

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