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パラドクス・ホテル 創元sf文庫

ロブ・ハート

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488620110
ISBN 10 : 4488620116
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
茂木健 ,  

Content Description

過去へのタイムトラベルが実現した近未来。時間犯罪取締局の元調査官ジャニュアリーは、タイムトラベラー特有の病気である時間離脱症(アンスタック)を患い、時空港(タイムポート)併設ホテルの警備主任をしている。アンスタックの症状で未来や過去を幻視する彼女は、まだ殺されていない男の他殺体や、自らが銃殺されるシーンを幻視して調査を開始する。一方、ホテル内では時間の進み方が乱れるなどの異常な事態が頻発し‥‥

【著者紹介】
ロブ・ハート : 1982年生まれ、アメリカ・ニューヨーク州出身の作家・ジャーナリスト。ミステリアス・プレス編集者などを経て、クライムノベルAsh McKennaシリーズなどを発表。2022年の長編『パラドクス・ホテル』はカーカスレビュー誌の年間ベストSFFリスト、NPR(米国公共ラジオ放送)の年間ベストブックリストに選出された

茂木健 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yukaring

    過去へのタイムトラベルが実現した世界。タイムポート併設ホテルで警備主任として働くジャニュアリーは時間犯罪取締局の元調査官。彼女は過去や未来を幻視するタイムトラベラー特有の病気・時間離脱症を患っている。ホテルでは買収に集まった4人の富豪が狙われる事件や時間の流れが乱れる異常現象が続く。そして彼女は未来を幻視する…時間の止まった死体に何者かに銃殺される自分。幻視が現実になる前に異常事態を止める事ができるのか?病気を抱えながらも絶望的な状況に敢然と立ち向かうジャニュアリー。中々ハードなSFだったが面白かった。

  • ぽてち

    過去への時間旅行が可能となった近未来が舞台。主人公のジャニュアリーはタイムポートに併設されたホテルの警備主任だ。彼女は時間離脱症という病のステージ2で、脈絡なく過去や未来にスリップしてしまう。ホテルの未来を決める大事なサミットの開催直前、彼女が目撃したものは……。SF+ミステリーは大好きなジャンルなんだが、いかんせん主人公がいけ好かない。ここまで傲岸無礼なキャラクターは久しぶりだ。まあ、それにはちゃんと理由があり、読み進めるうちに納得はしたのだが……。ブロック宇宙論は初耳で、その概念を理解できなかった。

  • スイ

    タイムトラベルが可能になった近未来、タイムトラベルに出る空港併設ホテルの警備主任が主人公。 時空警察をしていた彼女は、タイムトラベルの影響の病で、過去や未来を幻視するようになっている。 ホテルを国が富裕層に売り渡すためのサミットが始まるという時に、時間が止まった死体や発砲される自分を見てしまった主人公は、危機を回避するために奔走する。 文書は読みやすいし、先の展開が気になる、うまい構成。 ただ、他人に非常にキツい主人公がちょっとしんどかったのだけど、愛嬌のあるドローンAIとの掛け合いが面白いので、それを

  • 本の蟲

    時間港併設ホテルの警備主任ジャニュアリー。ホテルでは時間旅行事業を買い取ろうとする大富豪が集まり、時間旅行全便欠航の影響で客室はパンク。過去未来を幻視するタイムトラベラー特有の病気のせいで、ジャニュアリーは自分にしか見えない死体を発見するが…。タイムトラベルが実用化した世界のサスペンス。時間旅行の秘密自体は期待したほどではなかったが、狂った時間軸で生きている主人公が、混乱のなか、執着とトラウマを乗り越える展開は良かった。あと富裕層の高慢で下衆い行動に、従業員がうんざりするところは大変共感できる

  • もち

    「ひとくち食べてみたケーキは、素晴らしく美味で」◆時間旅行の拠点となるホテル。警備主任の女性は、過去と未来を幻視する病を抱えながら、サミットの準備に励む。静止した死体、襲われる富豪、幽霊の部屋。愛憎が積もるホテルで、彼女が辿り着く場所は。■堅いあらすじとは真逆の、疾走感溢れる傑作エンタメ。時空間が痛快に噛み合うミステリ、時の性質を問い直すハードSF、切ない愛に満ちた家族小説。ジャンルを巻き込み、驚いて疑って涙して、いつの間にか地平の最果てにいた。言い尽くせない余韻と叙情が、まだ心を震わせている。

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