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黒と白のはざま 小学館文庫

ロバート ベイリー

User Review :3.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094067347
ISBN 10 : 4094067345
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

クー・クラックス・クラン誕生の地、テネシー州プラスキ。幼い日、目の前で彼らに父親を殺された黒人弁護士ボーは、四十五年後の命日に復讐殺人を犯したとして逮捕された。親友の冤罪を晴らすべく、七十歳のロースクールの元教授トムと熱血漢の教え子リックの老若弁護士が、地元で負け知らずの女性検事を相手に矜持を賭けて法廷に立つ。胸アツ法廷エンタテインメント『ザ・プロフェッサー』の続編がついに登場!

【著者紹介】
ロバート・ベイリー : 米国アラバマ州出身。アラバマ大学ロースクールを卒業後、地元ハンツビルで弁護士として活躍し、2014年に『ザ・プロフェッサー』で作家デビュー。ビバリーヒルズ・ブック・アワードのリーガル・スリラー部門を受賞

吉野弘人 : 英米文学翻訳家。山形大学人文学部経済学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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無実の罪で捕まった黒人の教え子を救うため...

投稿日:2021/04/18 (日)

無実の罪で捕まった黒人の教え子を救うため、元大学教授の弁護士が奔走します。 フィクションとはいえ、いまだ黒人差別を抱えるアメリカの闇にぞっとしました

とらばたー さん | 北海道 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 佐々陽太朗(K.Tsubota)

    この老若弁護士コンビの法廷サスペンスがシリーズ化されるのは当然だろう。邪悪な者の企みに正義が押しつぶされそうになっているのを、トムとリックの熱い想いと粘りと知恵によって大逆転する展開に読者は惜しみない拍手大喝采をおくるにちがいないのだ。このシリーズの良さ、おそらくそれは人として高みにある者どうしがだけが持つことができる信頼と尊敬だろう。それはどんな状況にあっても恐れを克服し、困難にへこたれず立ち向かい、やるべきことをやってきた者だけが持ち得る精神の高みである。「英雄、英雄を知る」とはまさにこのことだろう。

  • エピファネイア

    テネシー州プラスキ。KKK(白人至上主義団体)誕生の地と言われているこの地で、半世紀前に黒人男性がKKKメンバーに木の枝につるされ焼き殺される事件が発生。当時5歳だった息子のポーは一部始終を見ていた。ポーはやがてトムが教授だったロースクールを卒業し、いつか犯人たちに正義の鉄槌をくだすべく故郷プラスキに戻り弁護士として働いている。ある日、犯人の一人と思われる男性が半世紀前と同じ状況で殺され、ポーが容疑者として逮捕される。果たしてポーが犯人か。教え子の弁護に恩師のトムが立ち上がる。子弟の絆を感じながら読了。

  • のぶ

    アメリカらしい面白いミステリーだった。冒頭にテネシー州プラスキはKKK誕生の地と記載されているところから、黒人と白人の問題がテーマの作品だと想像はついたが、その通りの物語だった。黒人弁護士ボーは、幼くして目の前で彼らに父を殺された経験を持つ。そして45年後の父の命日に復讐殺人の疑いで逮捕された。親友の冤罪を晴らすため、70歳の弁護士、トムが教え子のリックとともに裁判に挑む。ボーは無罪を勝ち取れるのか?約半分を占める法廷場面は緊迫感満点だし、現在でも人種間の差別が残っている事に驚きを覚えた。

  • タツ フカガワ

    前作『ザ・プロフェッサー』でトムの尻を叩いて弁護士に復帰させ、殺人者の手からドーンを守った黒人弁護士ボーは5歳のとき、父親をKKKに殺された過去を持つ。そして45年後、元KKKの男を殺した容疑でボーが逮捕される。弁護に立つのはトムとリック、そして酔いどれの地元弁護士レイレイ。対するは負け知らずの女性検事。有罪が決定的かつ圧倒的な証拠の数々を覆していく法廷シーンや、弁護側4人の信頼と友情が泣かせる展開など、前作に劣らずひたすら面白い続編でした。

  • goro@the_booby

    2作目も読ませるね〜!前作でトムとリックを助けた黒人弁護士ボーが殺人犯として捕まった。ボーは自分の弁護をトムに頼むのだが証拠は全てボーを指している。KKKによって45年前に殺害されたボーの父の事件が重くのしかかる。ボーがその犯人を父と同じように殺したのか?トムはリック、レイレイと共に真相を追うが…。ドーンの出番がなかったのが残念だけど最後まで詰まったページターナーものでした。黒にも白にも決着がつかない事は多々あるが再生の道は無くなる事はない。次の翻訳が待ち遠しいシリーズです。

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