ロバート・d・カプラン

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地政学の逆襲 「影のcia」が予測する覇権の世界地図 朝日新書

ロバート・d・カプラン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022952707
ISBN 10 : 4022952709
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Content Description

地理は次に起こる「歴史」を予見する―世界情勢の行方を描く、地政学の決定本!なぜイランとイスラエルは対立するのか?なぜウクライナはロシアを変える存在なのか?イアン・ブレマー氏率いる「ユーラシア・グループ」上級顧問の著者が、縦横無尽な取材体験と歴史書の読み解きを通し国際政治の大局を示す。

目次 : 失われた地理感覚を求めて/ 第1部 空間をめぐる競争(ポスト冷戦の世界/ 地理の逆襲/ ヘロドトスとその継承者たち/ ユーラシア回転軸理論/ ナチスによる歪曲/ リムランド理論/ シーパワーの魅惑/ 空間の危機)/ 第2部 二一世紀初めの世界地図(ヨーロッパの統合/ 拡大するロシア/ 大中華圏/ インドのジレンマ/ 中軸国家イラン/ 旧オスマン帝国)/ 第3部 アメリカの大戦略(岐路に立つメキシコ)

【著者紹介】
ロバート・D.カプラン : 1952年、ニューヨークのユダヤ系の家庭に生まれる。コネチカット大学卒業後、地方紙記者を経てチュニジア、イスラエル、東欧、中東、ポルトガル、ギリシアなど数多くの国を旅する。1980年代以降はイラン・イラク戦争、アフガニスタン戦争、アフリカを取材し、国際ジャーナリストとしての地位を築く。2012年より米民間情報機関、ストラテジック・フォーカスティング(ストラトフォー)に所属し、地政学のチーフアナリストとして活躍している。2008〜12年には新アメリカ安全保障センターの上級研究員、2009〜11年には米政権ブレーンとして、国防総省・防衛政策協議会のメンバーを務めた。2011年、『フォーリン・ポリシー』誌の「世界を考える100人」に選出される。国際情勢や旅行記など多数の著作を手がける

櫻井祐子 : 翻訳家。京都大学経済学部経済学科卒、オックスフォード大学経営学修士。都市銀行などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    戦争は戦う国双方の地理と歴史に制約されるとする地政学の主張は、軍事技術の高度化で時代遅れになると見なされてきた。しかしウクライナやガザでの戦争を予言した本書は、戦争指導者の心理や思考法こそ地政学に縛られていると明らかにする。戦争が他の方法による政治の一手段ならば、政治家は国益私益共に最大の政治的効果を上げる終わり方を追求する。つまり人間の分断を表現する地図上で、自国が最大限の政治的利益を上げる絵を描かんとするのだ。マッキンダーやマハンらの古典的地政学は、戦争指導の研究には今なお有効であると納得させられる。

  • エジー@中小企業診断士

    山脈や河川、天然資源等の地理的要素は文化・国家の動向を左右する。地理は政治経済から軍事まであらゆる事象を空間的に捉えることで本質に迫ることが可能。地形が文明を作る。地図とは人間の分断を空間的に表現したものであるが散文と同じくらい主観的。マッキンダー、マハン、スパイクマンなどの地政学者の理論(ハートランド、リムランド)を総括しつつ、ヨーロッパの統合、拡大するロシア、大中華圏、インド亜大陸、中軸国家イラン、旧オスマン帝国トルコの地理と歴史を論ずる。最終章のアメリカの今後の戦略としてメキシコとの有機的連携を示す

  • ダージリン

    今頃になって地政学に興味を持ち始めたのだが、地理的制約が、国々が取る戦略を自ずと規定することに新鮮な驚きがある。歴史、文化、資源などと複合させる視点を持つことで、見通しが全く変わってくることに目から鱗が落ちる思いがした。本書の解説はすっきりしていて学ぶところが多かった。「影のCIAが予測する」とか、怪しげなサブタイトルをつけたことは、本書のイメージを却って低下させている気がする。

  • みなもと

    昨今の世界情勢は理解不能で戸惑うことばかりだ。なぜトランプ大統領はグリーンランドを狙うのか。なぜロシアはウクライナへ侵攻し続けるのか。或いはなぜイスラエルは停戦後もパレスチナを虐殺し続けるのか。本書は地政学を通じてその動機を解き明かす。驚異的なのは、10年以上前の本なのに現在起きている問題をことごとく言い当てている点だ。現代社会への理解が深まると共に、神の視座を手に入れたような錯覚を覚えた。結局、人間は簡単に引っ越し出来るが国家はそうもいかず自国の発展と幸福を望めば他国との争わざるを得ないのが問題なのだ。

  • in medio tutissimus ibis.

    地政学と聞いて連想される様な決定論と暴力のトーンは抑えて、むしろ歴史を作るのは人間の決定であることを前提に、その決定を限定する恒久的に不変な要素としての地理をどう扱うかという問題意識を持つことを読者に求めている。翻っていうと、ここに出てくる予測の類は全てのプレイヤーが最適解を打つことで不可避な争いもあるが概ね平和裏に世界変容が成し遂げられるという予想図であり、十年後にそうはならなかったのを見るのは少し悲しくなる。第一部最後の世界的な都市化とグローバル化が民族主義や異民族嫌悪を招いているという件は斬新な知見

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