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世界史のなかの産業革命 資源・人的資本・グローバル経済

ロバート・c・アレン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784815808945
ISBN 10 : 4815808945
Format
Books
Release Date
December/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

中国やインド、大陸ヨーロッパではなく、イギリスで産業革命が起こり得たのはなぜか?食事、健康などの生活水準をもとに、世界史的な視野でその起源を捉えなおし、エネルギーなどの自然環境が果たした役割も視野に、産業革命の新たな全体像を示した決定版。

目次 : 第1部 工業化以前の経済(前工業化イギリスの高賃金経済/ 農業革命/ 低価格エネルギー経済/ なぜイギリスが成功したのか)/ 第2部 産業革命(なぜ産業革命はイギリスで起きたのか/ 蒸気機関/ 綿業/ コークス溶鉱法/ 発明家、啓蒙主義そして人的資本 ほか)

【著者紹介】
ロバート・C.アレン : 1947年生まれ。オックスフォード大学ナッフィールド・カレッジ・フェロー、経済史教授を経て、同カレッジ・シニア・リサーチフェロー兼ニューヨーク大学アブダビ校グローバル特別栄誉教授。著書に、Enclosure and the Yeoman:The Agricultural Development of the South Midlands,1450‐1850(1992),Farm to Factory:A Re‐interpretation of the Soviet Industrial Revolution(2003)。いずれも、経済史学会(アメリカ)のラーンキ賞を受賞

眞嶋史叙 : 学習院大学経済学部教授

中野忠 : 早稲田大学名誉教授

安元稔 : 駒澤大学名誉教授

湯沢威 : 学習院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • MUNEKAZ

    産業革命はなぜイギリスで起きたのか。条件の似通ったオランダやフランスで起きなかったのはなぜか。この疑問に真正面から挑んだのが本書。結論としては、労働者の賃金が高めであり、かつ石炭の供給が低コストであったというイギリスに固有の事情が技術革新への需要を生んだとする。イギリスの地質的条件を上げるところは、ポメランツの大分岐論を想起させる。まぁ正直言うと数理モデルを使った議論は、よくわからんので読み飛ばし気味。あと相次ぐ技術革新が他国での機械化のコストを下げ、結果的にイギリスの優位を無効にしたというのも面白い。

  • masabi

    【概要】産業革命が18世紀のイギリスで起きたかを論証する。【感想】黒死病以降の人口減少、毛織物産業による高賃金経済と安価なエネルギーの組み合わせが、省労働力を志向する機械の発明を促し、産業革命を起こしたとする。他地域では低賃金かエネルギーが高価でイギリスのような機械化への誘因がなかった。イギリス独特の事情が競争優位を生んでいたのだが、更なる技術改良により省エネが進むと他国でも機械の導入が可能になり、結果イギリスの競争優位が崩壊したのは皮肉だ。

  • akiakki

    産業革命に対して持っていた疑問について一通り回答が載っていました。産業革命の要因だけでなくその要因がなぜ発生したかまで掘り下げて分析されています。代表的な発明である紡績機とコークス溶鉱法の歴史と改良の必然性まで掘り下げているのはやりすぎなくらい。産業革命とは地理的、人的、歴史的条件の諸々が揃わなければ発生しないもので、あの時代のイギリスだけが全ての条件を満たしていた。

  • 水無月十六(ニール・フィレル)

    イギリスの産業革命がなぜイギリスで起こり得たのか。他国で起こり得なかったのかについて、さまざまな視点から分析した本。一部経済学の知識がないせいか、公式が出てきてついていけなかったが、産業革命一つとってもここまで深掘りできるのかと改めて歴史の面白さに気づいた。ここまで内容にあまり触れない通り、内容に関しては大して理解したとは言えないので、知識をつけて再挑戦したい。

  • meiji

    しつこいぐらいにきちんと背景を確認して、なぜ産業革命がイギリスで起きたのかを説明してくれます。ある意味、これが本当の歴史(世界史)の勉強の仕方・考え方かもしれません。

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