ロバート・b.パーカー

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約束の地

ロバート・b.パーカー

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150756536
ISBN 10 : 4150756538
Format
Books
Publisher
Release Date
April/1987
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Customer Reviews

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Spenser Novels #4/39(1976)。 村上春樹...

投稿日:2013/05/09 (木)

Spenser Novels #4/39(1976)。 村上春樹のエッセイでこのシリーズを知り、”Early Autumn”は評価が高かったため敢えて避け、タイトルが気に入った本作を購入したが結局、1作目から通して読み直している最中。Spenserが新事務所(たばこ屋の上で元のテナントは占い師)に移転することになりSuzeと二人、仲むつまじく部屋を掃除する微笑ましい描写で幕を開ける。記念すべき依頼人第一号はその最中に訪れ、失踪した妻を連れ戻すだけのはずがそれだけでは済まず、物語の進行に合わせるかのようにSuzeとSpenserの関係も揺れる。盟友Hawkが敵サイドの人間として登場する演出がなんともにくい。 前作で運命の選択がなされたとはいえそれなりの年齢のカップルなので、余裕たっぷりかと思えば妙に慎重な部分もあり、事件以上に二人の会話がおもしろい。話がもつれてSuzeが姿を消したときのSpenserの動揺っぷりは、実によくわかる。Suzeに対する愛情はもちろん、窮地に立つ依頼人夫婦へも救いの手をさしのべるSpenserはまるで、天使のようだ。

build2destroy さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Hideto-S@仮想書店 月舟書房

    「愛しているから」。その言葉は男の全ての行動原理だった。しかし『愛』は女にとっては枷となり、その重さに耐えかねて逃げ出した。そして代償としてトラブルを招き入れた。一方男は、女を繋ぎ止めておくため、ひたすらに成功と富を求め、越えてはいけない一線を越えてしまった……。「男はかくあるべきだ」。シリーズ全篇の根底に流れる『男性誇示(マチズモ)』についてスペンサーが自らの言葉で語る代表作。対立軸にカルト的なウーマンリブ運動家を配置することで、彼の姿勢がくっきりと浮かび上がる。彼を「ヒーロー」と呼ぶホークが初登場。

  • bookkeeper

    ★★★★★ 初読。失踪した妻の捜索を依頼されたスペンサー。事業の失敗で借金漬けの夫、ウーマンリブ運動に取り込まれて銀行強盗の片棒を担いでしまった妻。スペンサーは崩壊の瀬戸際にある夫妻を一気に救う奇策を立てる…。敵陣営の用心棒としてホークが登場。全然暴れるシーンが無いのに超凄腕なのが伝わるのが凄い。マッチョでインテリ、必要なら法を犯すことを辞さないのに司法当局と結構仲良し。矛盾したかに見える性質を内包して独り立つスペンサーの面目躍如です。スペンサーと議論はするけどやり込めようとしないスーザンは最高に素敵。

  • GAKU

    スペンサーシリーズ第4作。今回は失踪した妻を捜して欲しいという依頼から、さらに夫の借金トラブル、夫婦間の修復にまで関わって行く。スペンサー自身の規範、行動倫理、生き方等がかなり見えてくる作品。いよいよあのホークも、敵役に雇われたフリーランスの用心棒として登場。MWA賞最優秀長編賞受賞作品。引き続き第5作再読へ。

  • Hideto-S@仮想書店 月舟書房

    「愛しているから」。その言葉は男の全ての行動原理だった。しかし『愛』は女にとっては枷となり、その重さに耐えかねて逃げ出した。そして代償としてトラブルを招き入れた。一方男は、女を繋ぎ止めておくため、ひたすらに成功と富を求め、越えてはいけない一線を越えてしまった……。「男はかくあるべきだ」。シリーズ全篇の根底に流れる『男性誇示(マチズモ)』についてスペンサーが自らの言葉で語る代表作。対立軸にカルト的なウーマンリブ運動家を配置することで、彼の姿勢がくっきりと浮かび上がる。彼を「ヒーロー」と呼ぶホークが初登場。

  • slider129

    久しぶりのスペンサー。ホークの初登場という事でかなりの初期作品ですが、相変わらずのタフで優しい哲学者スペンサーは健在です。最近は悩めるハリー・ボッシュ物を読んでいるせいか、ここまでマッチョな主人公は爽快ですらあります。この作品が発表された頃にジュリーが「ボギー、あんたの時代は良かった」と歌ってましたが、今の僕の心境も、ボギーをスペンサーに変えて歌いたい気分です。ストーリー自体はそれほど手は混んでいないけど、中年夫婦の愛情のすれ違いやジェンダーに纏わる問題は、40年経った今でも古さを感じない所が憎いですね。

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