ロバート・b.パーカー

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レイチェル・ウォレスを捜せ

ロバート・b.パーカー

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150756550
ISBN 10 : 4150756554
Format
Books
Publisher
Release Date
March/1988
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Spenser Novels #6/39(1980)。出版社から...

投稿日:2013/05/22 (水)

Spenser Novels #6/39(1980)。出版社からの依頼は、「新刊を発行すると殺す」と脅迫されている作家(Rachel Wallace:若く美しいfeminist activistでかつlesbian)の身辺警護。Spenserは自分のやり方で確実に任務を遂行していくが、対極に位置する二人の相性は非常に悪く、Rachelは一方的に彼を解雇してしまう。しかしその後すぐ、彼女は誘拐され姿を消す。 もう典型的なツンデレ展開で、いちいち衝突する前半のRachel&Spenserの関係が微笑ましすぎる。しかし彼女の失踪後、Spenserは珍しく手段を選ばず情報を収集し、まさにタイトル通り奔走。前作”The Judas Goat”では心配するのみだったSuzeの、Spenserを間にはさんだ対比のため、実にかいがいしく動く姿が魅力的だった。話がややこしくなるので今回はHawkの出番なし。

build2destroy さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kircheis

    ★★★★☆ スペンサーシリーズ第6作目。 ここに来てチャンドラー的な作風に原点回帰したような気がする。苦悩し、大人数を相手にボコボコにされ、それでもタフに目的に向かって邁進する姿はマーロウぽい。 レイチェルの強烈なキャラもあり、中盤までは最高傑作になるのではと思えるほどのめり込んだが、犯人がザコ過ぎる上に何がしたかったのかも良く分からず、最後は尻すぼみだったように感じた。それに、結局女性は男に守られてるのが幸せだというようなラストにもモヤモヤ。 まぁラスト以外は最高なのでお勧め度は高いんだけどね。

  • bookkeeper

    ★★★★★ 初読。女性解放運動の闘士である作家レイチェルの護衛を依頼されたスペンサー。反りが合わず解雇された後彼女が誘拐されてしまい、スペンサーは冬のボストンで捜索を開始する。  遅れて生まれてきた騎士に例えられるほど男性としての保護意識満載のスペンサーと、彼が体現する"ようなもの"と闘ってきたレイチェル。一方で無理解な同性から受ける仕打ちにも傷つけられてしまう状況など、枯れた文体の中で丁寧に描かれています。2人の間で自然体で振る舞えるスーザンは素晴らしい。格好いいなあ。「あんなやつらに負けちゃだめだ」

  • GAKU

    スペンサーシリーズ第6作、再読。女性解放論者でレズビアンの作家、レイチェル・ウォレスのボディガードを依頼されるスペンサー。だがお互いに合わずスペンサーは解雇される。その後レイチェルは過激派に誘拐。単身スペンサーはレイチェルを救うためにボストンの街を走る!数多いスペンサーシリーズの中でも、個人的には上位に入る好きな作品です。前半のレイチェルとマチズモの象徴のようなスペンサーとの対立が面白い。さらに解雇されてもレイチェルを救おうとするスペンサーの行動規範と、レイチェルのスペンサーに対する心境の変化が面白い。⇒

  • 背番号10@せばてん。

    1988年11月20日読了。スペンサーシリーズ第6弾。ロバート・B・パーカー、2010年永眠。自分に多大なる影響を与えてくれた、巨星に心より合掌。(2024年9月12日入力)

  • 田中

    シリーズ6作目は、いちだんと面白かった。堅強な理論主義をメディアで訴えるレイチェル、職業柄荒っぽくなる実践派スペンサー。女性解放論者レイチェルの合理的な行動様式は、スペンサーが腕っぷしの強さで解決をはかるのが許せない。互いに相克する感情をもつ。血を流す激烈な「仕事」をやってのけたスペンサー。使命心があったからこそ彼女を救出できたのだ。助けてもらったレイチェルの、ゆらぐ心のうちの戸惑い感に微笑む。「理」も大切だけど、「情」で動くから困難さを突破できるのかもしれない。そんなことを考えさせられました。

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