ロバート・ルイス・スティーヴンソン

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バラントレーの若殿 岩波文庫

ロバート・ルイス・スティーヴンソン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003224298
ISBN 10 : 4003224299
Format
Books
Publisher
Release Date
April/1996
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • マーブル

    スティーブンスンの別な一面を見せる本作を知ってから40年。子供のころに読書の面白さを教えてくれた『宝島』の作者であり、稚拙な部分もありながら、忘れられない『ジキルとハイド』の作者でもある彼の作品として、気にはなっていたが読む事も果たせずにいたものをようやく手にした。『ジキルとハイド』でひとりの個人の中に在る「善と悪」を象徴的に描いた作者が、ここではそれぞれの個としてそれらを描き、対決させるーーーそう想像して読み始めたのだが、兄は思った程の強烈な悪でもなく、さらに弟の方も善良と言い切ることもできない。

  • ごへいもち

    なんとも。こういうものが読まれた時代もあったんだなぁと

  • きりぱい

    あとがきに「えくぼは単なる頬の筋肉の痙攣に過ぎないが、その有無は人間の運命を左右する」とモームの引用があるが、まさに人に与える印象が兄と弟の運命を分ける物語。野放図さが下手に魅力になる兄と、ガチガチの高潔さを誤解されうとまれる弟。もうあまりの不当さに読んでいてむかむか!執事のマケラーがいなければどんな人生になっていたことか、タイトルを『ダリスディア卿の堪忍袋』とでも変えたいくらい若殿が陰険!スコットランドからアメリカ、『宝島』もどきな冒険、兄弟のしがらみはどう落ち着くのかと目が離せなくなる面白さ。

  • kasim

    20年くらい前に読んで以来、数回目の再読。わりと長く出版されているはずなのに、感想の登録数が少ないのにびっくり。私が読んだ中では、スティーヴンソンの最高傑作。強烈な兄弟の人物造型、二人を見守る執事の(信頼できない)語りの妙、読者を離さない起伏あるプロット、決闘の場面をはじめ、視覚的なイメージの美しさ。『宝島』のネガであり、世界観がぐっと暗いにもかかわらず、どろりとせず、清冽な冬の朝のような作品。私の宝物です。

  • くまきん

    興味を持ったのは大藪春彦氏が最も自分に影響を与えた小説としていたから。ずっと日本語訳を古本屋で探していましたが再版されて感謝感激雨あられ!導入部は当時の英国の時代背景とかの事前の知識を持ていなかった為仲々物語に入っていけなかったが、若殿が英国を脱出する航路中に海賊に襲撃され彼らの仲間になりあげくは首領になってしまう所あたりからがぜん面白くなる!悪い奴ほど「話」になるのは実際の話し本当だ。大藪氏を虜にしたのもうなずける。これ映画化されないかな?J・ディップ主演で。

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