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オクシアーナへの道

ロバート・バイロン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784910413129
ISBN 10 : 491041312X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ブルース・チャトウィンが「聖典」と呼び、グレアム・グリーンやイーヴリン・ウォーが賞賛した戦間期の傑作紀行文学がついに本邦初訳。
ブルース・チャトウィンによる解説「アフガニスタン哀歌」を併録。

戦間期の1933年、才気煥発な20代の青年ロバート・バイロンは、イスラム建築の源流をもとめて、地中海からペルシャをめぐり、アフガニスタン北部〈オクシアーナ〉と呼ばれる地をめざす――
未だ見ぬ異国の美と精神への渇望につき動かされつつ、その地の風土・文化・人心を犀利な批評眼で描き切った旅の記録。

◎「ガーディアン」紙が選ぶオールタイムベストノンフィクション100

【推薦】
湿潤の日本を逃れて、この乾燥と砂の高地に行きたい。
荒い男たちがいて、遺跡があって、旅路の果てにヘラートの豪奢がある。
更に先、遂にオクサス川の水に身を浸す、アレクサンダー大王のように。
――池澤夏樹

戦間期において、小説には『ユリシーズ』があり、詩には『荒地』があったように、旅行記には『オクシアーナへの道』があった。
――ポール・ファッセル

【著者紹介】
ロバート・バイロン : 1905年イギリス生まれの作家、歴史家。上位中産階級の出身で、詩人のバイロン卿とは同姓だが、直接の親戚関係はない。オックスフォード大学(マートン・カレッジ)卒業後、ギリシャを旅した記録をまとめて、東方世界の美術・建築に詳しい旅行作家として頭角を現す。旅の範囲はインド、チベット、ロシアにも広がったが、最大の成果と見なされるのは、地中海東部からペルシャ、アフガニスタン北部への旅を記録した『オクシアーナへの道』(1937年)で、グレアム・グリーンやイーヴリン・ウォーの賞賛をうけ、ブルース・チャトウィンは自分の「聖典」だったと語った。1941年、乗っていたエジプト行きの船が、ドイツ軍の魚雷攻撃を受けて沈没。享年35

小川高義 : 1956年横浜生れ。東京大学大学院修士課程修了。翻訳家、東京工業大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かふ

    『パタゴニア』を書いたブルース・チャトウインが「聖典」とした傑作紀行文。「オクシアーナ」とは川の名前で「パタゴニア」のアマゾン川的な意味がある。それは文化の発祥の地でありその源流を求めて「オリエンタリズム」というような聖性に惹かれていくのだが、現実的にはイスラムに支配され、イギリス植民地時代があってソ連の統治下という国であり、その中で生活している人々の深層を探るようなところもあり面白いのだ。歴史の交易として栄えた所なのだが「シルクロードの道」ではなく川(彼岸というような)を求めたというのが面白い。

  • tokumei17794691

    原著は日記形式なため、著者がいつ、どこに滞在したかが分かりやすかった。ただ、邦訳の編集は不親切。著者や付録の「アフガニスタン哀歌」のチャントウィン氏、原著当時の情勢に無知な者には、例えばチャントウィンって誰? との感じでよく分からぬ箇所が多い。訳者にはしっかりとした「解説」を書いてほしかった。滞在地の標高など、度量衡がヤード・ポンド法なので、メートル法を併記してほしかった。書名の「オクシアーナ」が「地名」と知らぬと、紀行文とすら分からぬ。「ペルシャ、アフガニスタン紀行」との副題を付すべきだったのでは?

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