ロバート・ニーリ・ベラー

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徳川時代の宗教

ロバート・ニーリ・ベラー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003347218
ISBN 10 : 4003347218
Format
Books
Publisher
Release Date
August/1996
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

西洋以外の国で、ただひとつ日本が近代化に成功したのは何故か―アメリカの社会学者ロバート・ベラー(1927‐)が、徳川時代の文化的伝統、とりわけてその宗教のになった役割を、ウェーバーの流れをくむ師パーソンズの近代化論の方法で考察する。欧米人のすぐれた日本論として逸すべからざる著作。原書は1957年刊。

目次 : 第1章 日本の宗教と産業社会/ 第2章 徳川時代の日本社会構造の概要/ 第3章 日本の宗教(概要)/ 第4章 宗教と政治/ 第5章 宗教と経済/ 第6章 心学とその創始者、石田梅巌/ 第7章 結び

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Olive

    パーソンズの価値体系を用い,社会体系を政治・経済・文化・統合の価値という4つの次元で説明し,日本において徳川時代の宗教が近代でも根づよいことを説く.ウェーバーによるプロテスタンティズムの倫理が資本主義を推進したように,それを徳川時代の宗教に対置,等値させて考えた.プロ倫の日本バージョンといえるのかな.特に政治と濃く結びついた徳川時代以前の宗教の発展過程は,階層を縦断し引き継がれ,拡大し,その成果として天皇への忠誠心という観念の形成,そして儒教の受け入れを容易にしたと.(再読必須)

  • シンドバッド

    第1章第2章の訳文が、日本語には馴染まないところがあると感じる。第3章以後はそれが是正されているだけに残念な翻訳である。 表題通りの考察が十分されていないのも、興味があるテーマだけに残念。 それでも大学生の時に本書が出版されていたなら、日本経済史の授業がもっと面白くなっていたとは思う。

  • 那由田 忠

     日本は政治的価値が優位で、忠誠が第一の美徳で、西欧よりも長く、昭和前期までか重視されてきた。何かの理念への献身(普遍主義と呼ぶ)でなくて、所属集団の長への忠誠が重視される。それは個人的な関係からでなく、その長としての地位への忠誠なので広い影響力を持つ。また、目標遂行に全員が頑張る。それが神道・仏教・儒教などの諸宗教の混淆の中で、正直・倹約となり、宇宙=本性への合一化を求めて精神集中という悟りを求める石田心学が商人を中心に広がっていく。明治に近代化を進める推進力をベーラはここに見いだしている。面白い。

  • chanvesa

    日本の近代化が明治維新という方法でALL OKであったのか、素晴らしい奇跡的な展開であったのか否かという視点と、ヴェーバーの鋼鉄の檻に向かう近代という議論と食い違ってくるような気がする。丸山真男の書評はその内、丸山集を買って読んでみようと思う。世俗内禁欲主義という共通点があったとしても、ヨーロッパの近代資本主義と、日本が突き進んでいた近代化は、これほど綿密な論証を経ても、頭の中でクロスしてこない。江戸へのぼんやりとしたイメージ(渡辺京二さんの本による)が、素直にさせないのか、近代の見方の違いなのか。

  • CCC

    西洋側から日本を分析するとこうなるのか。日本の宗教観の説明としては割りと納得出来る部分も多いのだけれど、近代化の説明になってるのかは個人的に疑問も多かったり。

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