ロバート・シルヴァーバーグ

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小惑星ハイジャック 創元sf文庫

ロバート・シルヴァーバーグ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488649067
ISBN 10 : 4488649068
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

宇宙開発の発展に伴い、資源の宝庫たる小惑星帯は採掘ブームに沸いた。24歳の主人公も大企業の就職を断わり2年の期限で宇宙に出る。最後の最後に大鉱脈をもつ小惑星を発見、人生は順風満帆…のはずが、地球へ帰ると彼の小惑星登記記録はなく、そもそも地球人の中に彼は存在しないことになっていた。だがそれも、彼の途方もない旅の始まりにすぎなかった。巨匠の若き日の傑作。

【著者紹介】
ロバート・シルヴァーバーグ : 1935年、ニューヨーク州生まれ。10歳よりSFを愛読し、やがて自らファンジンを発行。コロンビア大学在学中の54年に、短編が『ネビュラ』誌に掲載され作家デビューする。55年、20歳で第一長編となるジュヴナイルSFを上梓し、56年にはヒューゴー賞新人部門を受賞した。以後の膨大な執筆量で“小説工場”の異名をとる。60年代後半よりシリアスな作品を発表しはじめ、以降“ニュー・シルヴァーバーグ”と呼ばれる。代表作に星雲賞受賞作『時間線をのぼろう』のほか、ヒューゴー賞受賞作『夜の翼』、ネビュラ賞受賞作『禁じられた惑星』などがある。科学ノンフィクションも多数発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • スターライト

    伊藤典夫とシルヴァーバーグといえば『時間線をのぼろう』が想起されるが、まさか21世紀になってそのシルヴァーバーグの、しかもエース・ダブル作品が訳される日が来ようとは!『夜の翼』そして何より『大地への下降』(傑作!)の作者とはいえ、正直あまり期待していなかった。23世紀の未来、婚約者がいるにも関わらず一攫千金の夢を見て、小惑星に採掘に出かけたジョン。見事鉱脈を掘り当てたものの、国際的な大カルテルに阻まれる。その目的は?途中からエイリアンが登場し、ストーリーはファーストコンタクトものに。冒険SFとして楽しめた

  • よこ見

    発表当時(1964年)ですら時代遅れ扱いされていそうなコッテコテの宇宙SFだが、何も考えずに読めるのでパルプ小説としてはこれでいいのかもしれない。

  • 新天地

    小惑星帯の資源採掘に狂奔する23世紀。主人公ジョンは大鉱脈を持つ小惑星を発見するもその発見記録は消され、自分の公的記録も抹消されていた。彼は真相を知るために件の小惑星を再び目指す。魅力的なタイトルと粗筋に惹かれて購入。1964年の古典的名作だが、シンプルかつ骨太の内容で、中盤のジョンが例のアレに触れて今までとは全く異なる感覚や世界を知る描写が特に面白かった。途中から自分の予想していた方向の話とはまるで違う展開になってきたが、短いページ数の中で壮大な旅を味わいとても満足な内容だった。

  • 火星人碧

    「巨匠作家の若き日の傑作、本邦初訳」と言われ、その巨匠というのがシルヴァーバーグであるなら、読まないという選択はない。ベタなタイトルにも惹かれた。大学院生ジョン・ストームは就職の予定を変更して二年だけと決めて小惑星帯へと赴く。巨万の富を得るという賭けに出た。200ページ弱のなかに詰め込まれた物語は、古き良き時代のSFという感じだが、このスペースオペラ(異論はあるかもしれないが)には久しぶりに幸せな気分にさせられた。これが埋もれたままで終わらなくてよかった。※ただしお値段設定はいかがなものか。

  • たこい☆きよし

    いわゆるオールド・シルヴァーバーグの時期に変名でエースダブルに書いた小品が今頃新訳! 訳者の思い入れたっぷりのこういう翻訳もたまにはいいじゃない? シンプルかつ短いながら、スピード感、エスカレーション感がなかなか。これ、ボリュームアップさせたらワイドスクリーンバロックになりそうなネタを無造作にエースダブルに使い潰してる感じ? オールドだっていいじゃない(笑)。

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