ロバート・サーヴィス

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トロツキー 下

ロバート・サーヴィス

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560082737
ISBN 10 : 4560082731
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

レーニンの死から、スターリンとの対立、トルコ・メキシコへの亡命、暗殺されるまでを精細に描く評伝。「20世紀の社会主義」に一石を投じる、英国の泰斗による話題の大作! ダフ・クーパー賞受賞作品。


「20世紀の社会主義」を問う
1917年、トロツキーは十月革命におけるレーニンに次ぐ指導者であった。しかし後継者争いに敗れ、終生スターリン体制に抵抗し続け、メキシコに亡命。40年にソ連の刺客によって暗殺される……。本書は、「天才革命家」の全貌に迫る、伝記の決定版だ。


英オックスフォード大学教授でロシア史の第一人者である著者は、スターリンだけを悪者にして、トロツキーを良く見せることはしない。またトロツキーの失政や人間・家族関係にも難があった点に着目し、それが失墜につながったことが指摘される。草稿や手紙を精査し、トロツキーのさまざまな問題点を明確にし、従来の伝記や自伝とは異なる姿を明らかにする。もしトロツキーが政権を握っても、スターリンと類似の政策であったろうと推論する。トロツキーがスターリンに敗北した理由とは? 「20世紀の社会主義」に一石を投じる、注目の大作。ダフ・クーパー賞受賞作品。



【著者紹介】
ロバート・サーヴィス : 英オックスフォード大学セント・アントニーズ・カレッジ教授(ロシア史専攻)。『トロツキー』(白水社)で、ダフ・クーパー賞を受賞

山形浩生 : 1964年生。東京大学工学系研究科都市工学科修士課程修了。マサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了

守岡桜 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 1.3manen

    トロツキーは、目先の社会的な必要性をあまり重視しなかった(20頁)。もっと先を見据える。この態度が政治家や官僚にあるだろうか。彼はマルクス主義を本気で信じていた(53頁)。また、彼は長年体調不良に悩まされ、一度ならず長期療養をした(94頁)。てんかんに、大腸炎、神経過敏と不安定、マラリア後遺症に痛風・・・(96、140頁)。「ためこんでいる者たち」への攻撃をしかけたスターリン(128頁)。トロツキーはスターリンに抵抗(132頁)。トロツキーは暇さえあれば藝術鑑賞(141頁)。家族より政治優先(152頁)。

  • レーニンが亡くなってからのトロツキーは、あたかも蠟燭の炎が消えていくようにその勢いを欠いていった。レーニンの後継者となれる場面もあったが、その都度、自分から離れていった印象だ。上下巻を通じてトロツキーの人物像が良く把握できて大変面白かった。ただ、訳者解説にも記載されているとおり、トロツキーの他人を小馬鹿にしたような言動を見ると、スターリンの代わりに指導者になっていたとしても、ソ連の有り様はそんなに変わらなかったような気がした。尤も著者がそのような認識でこの本を著したということも言えるのだけれど。

  • 人生ゴルディアス

    長かった……が、下巻はほぼ一気読みしてしまった。レーニンと十月革命を成功に導き、その後の内戦を戦い抜いた革命家の没落振り。政治的失脚、国外追放、その上、スターリンの妄執によりロシアに残された身内はほぼすべてが粛清され、トロツキー本人にも暗殺者が忍び寄る。ただ、それがすべてスターリンのせいかと言うと、どうもトロツキー本人にも原因があるような気がする。その点で、歴史上の偉人もすべて人なのかもしれない。また、訳者の山形浩生の解説が今回もすばらしい。原著者にもためらわずだめだしをする姿勢。あとは誤字脱字だけだw

  • takao

    ☆「レーニン」、「スターリン」(未邦訳)に続く、三部作で、ダフ・クーパー賞受賞。 ☆ユダヤ人である点が誇張されているが、確かに、スラブ人たるスターリンと比べると、一目瞭然だな。

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