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アフリカ苦悩する大陸

ロバート・ゲスト

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784492211779
ISBN 10 : 4492211772
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

アフリカの希望を誰が奪っているのか。本書は、腐敗した政府、民族対立、貧困、HIVなど、停滞するアフリカの現実と問題の核心を「エコノミスト」誌の辣腕記者が綴った渾身のルポ。

【著者紹介】
ロバート・ゲスト : 経済誌『エコノミスト』の元アフリカ担当編集長。1990年代に英国紙『デイリーテレグラフ』の日本特派員を務めたあと、『エコノミスト』特派員として南アフリカを拠点に7年間にわたりアフリカを取材。世界各地で50か国以上の取材経験を持つ。民族紛争、開発問題、そして熱帯雨林を走る運搬トラック同乗記など、アフリカに関する報道で外国人記者協会賞など複数の国際的な賞を受賞。現在は『エコノミスト』の米国特派員として、妻と3人の子供たちとワシントンDC在住

伊藤真 : 1988年京都大学文学部卒業。放送局勤務を経て、フリー。ノンフィクションを中心に翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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本音で書かれた入魂の一冊。今のアフリカを...

投稿日:2009/12/06 (日)

本音で書かれた入魂の一冊。今のアフリカを知りたい方には絶好の入門書!

海峡 さん | 埼玉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • zirou1984

    多くの支援を受け取り貴重な資源も多数有していながら、未だアフリカが貧困から抜け出せない現実をこれ以上なく明晰に表した良書。民主主義の欠片もない独裁体制や腐敗や汚職のはびこる政治組織の実情も恐ろしいのだが、問題が根深いのはこれらの実態がかつての植民地支配に抵抗する民族主義の原理によって正当化されてしまっている点なのだ。著者がこうした現実への改善案として自由経済とグローバリゼーションを提起しているのは21世紀おいて皮肉以外の何物でもないが、それでも希望を捨てることのない姿勢には本当に頭が下がる思いになる。

  • 井上裕紀男

    アフリカ諸国の総所得・インフラ整備度合はこの20年で増え、初等教育修了率は上昇しています。とは言え下落している数字もあります。本書はその謎を解き明かす。 資源の代表ダイヤモンドも、埋蔵量が曖昧で一部の企業が利益を独占、国内には金が残らない。役人・教師・検問所、あらゆる所でまかり通る不正の数々、権利証書の無い土地売買、一瞬の快楽に走るHIVの蔓延、休みながら読まないと息が詰まります。 貧困の理由が、戦争と独裁だけでない現実が辛いけれども、世界からの援助がうまく機能していないなど、知りたいことは山積です。

  • ジュール リブレ

    あんまり知らないアフリカの、知られざる現実のお話。重いけど、こういう世界も、あるんだよね〜。考えちゃいます。

  • baboocon

    超速読で読了。政治の腐敗、民族間の争い…。天然資源に恵まれるのに貧困にあえぎ、紛争が絶えないアフリカ。かの大陸の恩恵を受けている身としては心苦しくなるが、少しでも良い方向に向かってほしい。

  • いちろ(1969aMAN改め)

    某ブログで紹介されており気になっていたものをようやく手に取る。最近、息子が教師を目指す、とか、海外へ行く、とか、アフリカに学校を作る、とか大きなことをのたまうので、時間的には一昔前のレポではあるが、読んで。はい、学びました。凄い世界だ。様々な国の、多面的な紹介、言葉遣いもフランクで読みやすい。が、内容はヘビーで時間を要した。本当の意味で自立を促すこと、彼らを支えることを考える、入門編となると思う。エイズが蔓延する世界のフリーセックスよりも、日常生活のほうが命の危機を伴う世界。

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