Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• seacalf

  読了日：2024/06/20

  古き良きミステリは、リラックスして読書するのに最適。10編収録されているが程良く驚かさせるトリックでバラエティ豊か。どれもこれも趣向を凝らしたアイディアが光る作品だが、個人的には一番最初のマニング氏の金の木と、一番最後の三匹の盲ネズミの謎がお気に入り。

• 森オサム

  読了日：2025/07/19

  著者初読み。全然知らない作家さんでしたが、一昨年の年末ミステリランキングで上位にランクインされていたので読んで見る事にしました。1930年代から60年代の作品集でしたが、特に違和感なく楽しめて面白かったです。各編割と短めの話で最後の一捻りに賭ける感じでしたが、読後感の良い物が多く何か品が有る雰囲気が良かったですね。おススメします。

• stobe1904

  読了日：2023/08/29

  【ミステリ名手の短編集】著者が自身で選んだ10のミステリ短編から構成されている。コメディーあり、雪の密室あり、奇妙な味あり、オーソドックスな本格あり、といった感じでバラエティに富んでいるのが印象的。1930年代から60年代の作品だが、古さを感じることなくミステリ名手が描く優れた短編の旨味を堪能した。特に表題作の『ガラスの橋』が素晴らしい。★★★★★

• あたびー

  読了日：2024/08/03

  YA向けのミステリー短編集なのだとか。道理で悪人が得をするような話や残虐すぎる話がないと思った。それでも見事なトリックや落ちを持つ上質な物語群だった。特に鮮やかだと思ったのが、ショートショート「真夜中の訪問者」。ネタバレになるから内容は秘密🤫ミステリーマニアのお婆ちゃん姉妹が悪人に立ち向かう「極悪と老嬢」も楽しかった。表題作のトリックもビジュアルが浮かんでくる見事なものだった。

• 空猫

  読了日：2023/12/19

  60年代の作品が初邦訳でこのミス9位。埋もれた名作に期待が上がる。『警官と賛美歌』より好みかも『マニング氏の金の木』。スパイは見かけじゃない『真夜中の訪問者』。弟の事は誰よりも知っていて『極悪と老嬢』。迷宮入りした恐喝女の殺人事件『ガラスの橋』。犯人は電車から飛び降りてはいない『消えた乗客』。『非情な男』ではなく［寡黙な男］だった。 ...あの家は殺人にしか向いてないわ『住所変更』。などが特にお気に入り。 あっさりし過ぎて物足りなさもあるけれどどれも独立した粒ぞろいの短篇集だった。

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