ロドリク・ブレースウェート

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モスクワ攻防1941 戦時下の都市と住民

ロドリク・ブレースウェート

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560026359
ISBN 10 : 4560026351
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
川上洸 ,  

Content Description

酸鼻を極めた戦局の推移を軸に、将兵の動向から市民生活、文化、芸能の流行まで「時代の空気」と多様な人々の姿を活写する。1941年の秋から冬にかけてモスクワに住み、自分たちの町を守り抜いた男女の物語。

【著者紹介】
ロドリク・ブレースウェート : 1932年ロンドン生まれ。父はサドラーズ・ウェルズ劇場のオペラ指揮者。1950‐52年英軍情報部員としてウィーン勤務。52‐55年ケンブリッジでフランス語とロシア語を学ぶ。57年から外交官となり、ジャカルタ、ワルシャワ、ローマ、ブリュッセル、ワシントンなど外国勤務をまじえながら英外務連邦省(FCO)企画局長、欧州統合局長、副次官などの要職を歴任。その間63‐66年モスクワ駐在1等書記官(商務担当)、88‐92年にはソ連(ロシア)駐在大使としてソ連崩壊前後の状況をつぶさに観察、その体験を『モスクワ川の対岸―逆転した世界』(Across the Moscow River:The World Turned Upside Down,2002)にまとめる。92‐93年メージャー首相外交政策顧問。引退後は英ナショナル・オペラ団長、王立音楽院長、ドイッチェバンク上級顧問その他の企業および非営利団体の役職につき、現在は欧州評議会と欧州委員会の共同プロジェクトによる「モスクワ政治学院」の国際顧問団議長

川上洸 : 1926年京城(ソウル)生まれ。旧制東京大学文学部言語学科卒。スラヴ語専攻。旧ソ連大使館広報部、APN通信社東京支局に勤務ののちロシア語、ポーランド語、英語からの翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Toska

    あの過酷な戦いを主にソ連側からの視点で振り返った労作。スターリンその人から名もなき庶民に至るまで、決して突き放すことなく、かと言って過剰に忖度するでもない姿勢が素晴らしい。この辺りは外交官としてソ連/ロシアに駐在し、生身のロシア人と接してきた経験が活かされているのだろう。それにしても、様々な公文書から回想録、芸術作品、果てはインタビューに至るまで、利用した資料の膨大であること!「ソ連崩壊後明らかになった真実」も自然に湧き出てきたわけではなく、こうした努力の賜物であることがよく分かる。

  • ゔぉるまい

    独ソ戦をモスクワ周辺を切り取って扱うが、戦争全体を通した空気そのものをまとめられたような気がする。開戦直後の指導部での戦慄や、多くの人々から生まれた防衛への意欲などを人々の声から人々の記録から追っていく様子が強く印象に残った。歴史事実よりも濃厚な人々の体験。それがより悲惨さや、民衆の力強さを見せているような気がした。あの勝利はあの時居た全ての人で勝ち取ったのであり、あの誤った判断をくだしがちな独裁者でさえ例外ではない。

  • A.Sakurai

    類書の「モスクワ攻防戦」に比べてより幅広く資料とインタビューを利用しているようで、ほぼ同じ内容ながらより詳細だ。「モスクワ攻防戦」がジャーナリストらしくヒトラーとスターリンに焦点を合わせて、いくらかエキセントリックな論調があるのに対して、本書はモスクワ市民に重点を置いて淡々とした記述になっている。かと言って論文調ではなく読みやすい。市民が体験した戦争の空気を表現しようとしたのかもしれない。

  • ひろゆき

    英の元外交官の手になる1941年のモスクワ攻防戦のドキュメンタリー。重点はモスクワの市民生活に置いている。市民、労働者、軍人などの証言を中心に構成。ショスタコービチやサハーロフなども出てくる。突然戦争が始まり、侵略の危機に、様々な価値観を持つものがどのように対応したか。工場、学校ごとの疎開、賃借権の確保、解雇予告手当、食糧とライフライン、パニック、細かいところでは動物園など。震災におびえる日本も参考になるかも。戦闘員七百万人、市民四百万人。あまりに巨大。スターリンの独裁と非情さがあればこその勝利は歴史の皮

  • 植田 広大

    寒くなってきた…

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