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狂った宴 新潮文庫

ロス・トーマス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784102403136
ISBN 10 : 4102403132
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

辣腕の選挙請負人シャルテルは、若手広告マンのアップショーと組み、アフリカの小国アルバーティアの国家元首選出キャンペーンに参入する。資源豊富なこの国で自社に有益な候補者を当選させるため、二人は手段を選ばぬ計略を展開。美女に酒に金にと、楽園を舞台に放埓な選挙戦は制御不能な様相を呈していくが‥‥。政治的カオスが激化し暴力描写も苛烈な、悪党どもの騙し合い。

【著者紹介】
ロス・トーマス : 1926‐1995。オクラホマシティ出身の作家、脚本家。アメリカ、ヨーロッパ、アフリカの各地で、ラジオ局員、国家機関職員、政治記者、編集者などを務めた後、1966年に『冷戦交換ゲーム』で作家デビュー。翌年、同作でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)最優秀新人賞を、’85年には『女刑事の死』(’84年)で同最優秀長篇賞を受賞。『強盗心理学』(’71年)など、オリヴァー・ブリーク名義でも作品を発表している

松本剛史 : 1959年和歌山市生れ。東京大学文学部社会学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • harass

    60年代アフリカの架空の小国が英国から独立。国家元首の選挙戦をコンサルすることになった主人公と、凄腕のアメリカ人シャルテル。英国やCIAがバックの対立候補たちに劣勢な状況をどう立て直すのか。選挙運動の経験が深い著者の二作目だという。厚めの文庫本で、散漫に感じるところもある。シャルテルの性格が面白い。自称64分の1の黒人の血が入っている白人という設定に唸る。終盤の展開にちょっと驚いた。唐突に感じるが、こういう作風だった。というか令和になってこの巨匠の未訳本が文庫になるなんて、と前にも書いたか。

  • タツ フカガワ

    西アフリカの小国が英国から独立。初の元首選挙を控え、“私”こと若き広告マン、アップショーは辣腕の選挙コンサルタント、シャルテルとともに候補者アコモロを当選させるべく現地へ赴く。これまで読んできたR・トーマスの作風と趣が異なる本作(著者の長編2作目の初翻訳。時代背景は1960年代後半)でしたが、シャルテルとアップショーのコンビがいい。選挙対策の傍ら酒と美女に酔い、ときにユーモアも混じえての軽妙洒脱な会話も楽しく、物語は淡々と進んでゆく。が、あるところで状況が一変。ラストも好感、面白かった。

  • Shun

    「愚者の街」に続き、新潮文庫からロス・トーマス作品を新たに刊行。本作はアフリカの架空の国を舞台に次期国家元首を決める選挙に凄腕の選挙請負人が呼び込まれ、選挙戦という騙し合いが繰り広げられる。地政学的背景はよく分からないが、西洋の影響力が薄れたアフリカ小国の政治にとって重要な候補者を選ぶ場にアメリカといった資本国家が裏から手を引いている構図が見えてくる。ある候補者を当選させるために選ばれた凄腕シャルテルと有能な広告代理人アップショーのタッグ。様々な思惑が絡み合い混沌と化した異国の地で異色の選挙戦が展開する。

  • stobe1904

    【ロス・トーマスのコンゲーム作品】舞台1960年代のアフリカ西部の架空の国アルバーティア。広告代理店のアップショーと選挙コンサルタントのシャルテルは、国家元首選挙の参謀として乗り込むが…。アフリカらしいカオスと腐敗にまみれた状況下で、あの手この手の戦術を駆使した選挙戦も巨匠の手にかかるとコミカルながらも読み応え十分。途中までは着地が読めなかったが、そうなるのかと納得しながら読了。★★★★☆

  • 慧の本箱

    いやあ〜初っからシャルテル節の洗礼を受けながら尚且つどことなくノスタルジックな気分を感じつつ読了。

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