ロジャー・パルバース

Individuals/organizations Page

Books

驚くべき日本語

ロジャー・パルバース

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784797672657
ISBN 10 : 479767265X
Format
Books
Release Date
January/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

英・露・ポーランド・日本語。
全く異なる文化的背景から生まれた4ヶ国語を完璧にマスターした外国人作家が、比較言語論的な視点や自らの体験をもとに、世界に誇る日本語独自の魅力と可能性を説く!


【著者紹介】
ロジャー・パルバース : 1944年アメリカ生まれ。作家/劇作家/演出家。ハーバード大学大学院ロシア地域研究所で修士号を取得。ポーランド、フランスへの留学後、1967年よりほぼ半世紀を日本で過ごし、英・露・ポーランド・日本語の4カ国語をマスター。日本各地を旅し、日本と日本人の特質と独自性に驚嘆。大島渚監督作品『戦場のメリークリスマス』の助監督などを経て執筆活動を開始。宮沢賢治の作品の英語翻訳にも数多く携わり、その功績から第18回宮沢賢治賞(2008年)、第19回野間文芸翻訳賞(2013年)を受賞

早川敦子 : 1960年生まれ。津田塾大学学芸学部英文学科教授。専門は20世紀から現代にいたる英語圏文学、翻訳論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • えっくん

    ★★★☆☆宮沢賢治を敬愛し、日本に長期滞在経験のある著者が日本語の素晴らしさを解説。著者によると日本語は語彙も少なく、文法も単純であり、読み書きを除いては習得し易い言語のため、世界言語に適しているという見解に驚きました。またカナ、漢字、かなを保有し、柔軟性に富んでいるため、情緒溢れる豊かな表現が可能だということでした。日本人の日本語の乱れが顕著になりつつある中で、近年日本語を学ぶ外国人も多く、日本人以上に日本語や古典に精通している著者を見ると、日本人自身も日本語を学び大切にしなければと反省させられます。

  • 非日常口

    最近俳句を遊び程度にはじめた。一文は簡潔なのだが、単語自体の意味は短さに比例してグッと深まり多様(多葉というべきか?)となっていく。日本人が一々所作を示さなくても空気を読んでいけるのは、こういう言葉文化が背景にあるのかもしれない。タブラ・ラサは「白紙状態」と訳されるが「消されたタブレット」が語源らしい。電源切ると暗くなるiPadは異なるものなのだろうか。外国語をカタカナで表象できるがゆえに意味をアイマイなまま使うことが多い現在、本書はリンガ・フランカとしての日本語の可能性問う。

  • ともくん

    外国の人と日本語で話しているとき、ホントは英語のほうが解かりやすいのかな?と思うことが、しばしばありました。ですが、日本語が特別でむずかしい言葉で、日本人にしか理解できないのだという、思い上がった思い込みだということを、この本に教えられました。反省。

  • isao_key

    日本に約半世紀滞在し、言語についても造詣の深い作家による日本語論。日本人が気づかず使ってきた日本語の優れた特性や日本人が思い込んでいる誤謬を改めてくれる。日本語は曖昧という説に対しては、日本人同士では曖昧な表現や会話や行動の背後にある意味を、ほぼ完全に理解している。日本社会の慣習や礼儀、日本語のニュアンスなどに慣れ親しんでいる日本語の母語話者には、そこに曖昧さはないと言い放つ。また話し言葉我持つ柔軟性のおかげで、日本人は便利で、新しく面白い言葉を作り出すと指摘。日本語の魅力と可能性について示唆してくれる。

  • むつき

    日本語は、その柔軟性と日常的に使う語彙の少なさゆえに多くの外国人にも簡単に使うことができる言語であって、しかも、世界言語となるに値することばなのだという主張は、とても刺激に満ちたものだった。日本語を母国語としている我々には気がつかないものだろう。4ヵ国語をマスターしている作者だからこその発想なのかもしれない。これは、日本人として世界に発信していくべきことを教えてくれる、ちょっと嬉しい思いも抱かせてくれる、本なのである。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items