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ヘルベルト・フォン・カラヤン僕は奇跡なんかじゃなかった

レーブルカール

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784276203792
ISBN 10 : 4276203791
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : ■神様 / ■彼はナチではなかった / ■偉大な彗星 / ■フルトヴェングラーの嫉妬 / ■ヨーロッパの音楽総監督 / ■ボスのための新しいハコ / ■テレビ戦争 / ■最初のウィーンからの逃走 / ■ユダのキス / ■ジュネーブがザルツブルクになる / ■誰がヴォータンだ? / ■スターが言ったこと / ■カラヤン、カラヤンを演じる / ■レッドカーペットの汚れ / ■ザビーネ・マイヤー事件 / ■晩年 / ■指揮者としてのカラヤン / ■演出家としてのカラヤン / ■人物像 / ■側近 / ■最後の日々

【著者紹介】
カール・レーブル : 1930‐2014。1930年、オーストリア・ウィーン生まれ。“Weltpresse”のライターおよび音楽批評家を皮切りに、1954年からは“Bild Telegraf”および“Kurier”の文化欄主任、1975〜78年には“Kurier”編集長を務めた。1952年からはラジオ番組でも活躍。1968年からは28年以上にわたりラジオ番組「クラシックはお好き?」の、1995年からは同「クラシックとの出会い」の企画、司会を務めた

関根裕子 : 国立音楽大学卒業、筑波大学大学院(博士課程)修了。ウィーン大学留学(ドイツ文学・音楽学専攻)。専門は、ウィーン世紀転換期文学・文化、音楽文化史。早稲田大学、明治大学、日本女子大学、学習院大学、武蔵大学等で非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • のっち♬

    同時代者の発言、記録や資料、音楽ジャーナリストである著者の体験を交えながらカラヤンの実像に迫る。ナチ入党やウィーン国立歌劇場をはじめ、彼の行き先は至る所で政治や組織運営の問題が立ちはだかっていた。この苦難は支配者としての顔を生むきっかけとなったのだろう。芸術家、企業家、演出家としての未来をしっかり見据えた豊富なアイデア、実現のためにどんな労力も惜しまない精神力や手段の熟知などはやはり常人離れした才能だ。時勢が要求する音楽の在り方の変化への対応を一身に引き受けた彼の偉業は「奇跡」の一言で片付けられないのだ。

  • たこ焼き

    何かを創り出すという仕事というのはどこか孤高だ。自己中心的に進むので感覚は研ぎ澄まされるが現実離れしてくる。芸術家は限られた予算内で自由にやらせるようにする。本当に重要視していることは交渉対象ではなく、譲歩を期待して上から押し付けてはならない。(それは決裂という結末になる。)チームのリーダーはリードする理論など存在しない。自分自身がテンポとリズムを感じていれば、メンバーはそれを感じ取ってくれるものである。人は創造性を発揮し支配できる領域というものがあり、それがあるこそ生きられ、それがないと死んでしまう。

  • hr

    晩年のカラヤンが気になって借りてきた図書館本。人間は一人で生まれて、一人に還っていく。カラヤンは人間の中では孤独だったろうが、音楽の中では豊かな時間を過ごせたのだと思う。ザルツブルクに行ってみたいな。

  • lovejoy

    ★★★

  • 2017年4月10日第1刷発行 著者:カール・レーブル 訳者:関根裕子 発行者:堀内久美雄 発行所:株式会社音楽之友社 装丁:光本順一 印刷:シナノパブリッシング プレス 製本:プロケード 協力:ヴァルター・ループレヒター、高島勲、河合尚市、田沢烈、塚谷夏生、岡地まゆみ。

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