レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ

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戦争と平和 中

レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784486014645
ISBN 10 : 4486014642
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2001
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

19世紀初頭、ナポレオンの侵入というロシアが経験した未曽有の危機の時代を、雄大なスケールで描いた世界文学の最高峰。本巻にはロシアの実態が鮮やかに写しだされ、全編中最も詩的で美しい場面が展開されている。

【著者紹介】
北御門二郎 : 1913年熊本県球磨郡湯前町に生まれる。1933年東京帝国大学英文科入学。1936年ロシア語勉学のためハルビンに渡る。1938年徴兵拒否、東大も中退する。以来、球磨郡水上村湯山で農業をしながらトルストイの研究、翻訳に生涯をかける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Tai

    自由に意識的に自分のために生きると思っている無数の人々の暮らしが合体し、歴史的意義を帯びてしまい、歴史的な操り人形となって織りなすうねりがボロジノの戦いまで来た。崇高な理想に生きると思ってたピエールは一転怠惰に彷徨っている。自由と思いきや全く身動きがとれず雁字搦めな状況、宿命と思わざるを得ない理不尽さ、この後の事は歴史として知っているが、この時代を生きた登場人物達はどうなっていくのか。悲壮感漂うナポレオン、ロシア側も勝利と言えない惨状。210年経った今日、ロシアはウクライナに侵攻してしまった。

  • 山口透析鉄

    基本的にはメロドラマなんですが、黒澤明監督の「七人の侍」の元ネタらしいですし、トルストイの代表作なのは間違いないんでしょうね。 ただ、個人的にはこの頃より晩年、日露戦争に反対したりしりいていたトルストイの方が好きですね。日本人とドイツ語やフラン語とかでも手紙をやりとりしていたようで、ETV特集でそんな番組、見たことがありますよ。

  • とまと

    当然だが、話が進むにつれて面白くなり、読む速度も早くなる。場違いなピエールはどうなったのだろう?/主題について考えるだけでなく、(勿論主題に無関係ではないが)この登場人物が好き・嫌い・憎らしい等々を楽しみながら読む、他人と感想を言い合う時にもそれについて話すという楽しみ方も大いにありやんね。因みに私は魅惑的で愛らしく描かれているナターシャに入れ込んでしまい、ピエールに同情し、アンドレイと共に傷つき、アナトーリを憎んだのですが、他の方はどうでしょう。その辺の話をしてみたいようなそうでもないような。

  • bandil

    タイトルが「戦争」そのもののだけではなく「心の中の戦争と平和」の意味も込められていたかと気付いた中巻。五十年代後半〜60年代前半にハリウッド英語の描写でよく使われていた「スペクタクル」という言葉は本作にこそ最も当て嵌まろう。これだけの長さを退屈させないどころか、先を読ませたい気持ちを起こさせ続けるとは恐れ入る。著者の「歴史家跣(はだし)」の下調べの成果にも脱帽。そして、忘れてはならないのが翻訳の素晴らしさ。奇跡の本だ。では、下巻へ向かいます。

  • メルコ

    半年近くかかって〈中〉を読了。うーん、良くも悪くもドッシリとしている。後半のフランス軍がモスクワ近くまで攻め込んでくるくだりも、読ませる。ナターシャを巡る三角関係もなかなか捨て難い。

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