レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ

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アンナ・カレ-ニナ 上

レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003261712
ISBN 10 : 4003261712
Format
Books
Publisher
Release Date
November/1989
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ベイス

    奈倉有里さんが「大長編なのにユルミがない」 とおっしゃっていたが、まさにその通り。名作にはなにかしら「無駄」がある、とも言われるが、いまのところ一切ないですね。だからといってもちろん名作なわけで。いまのところ、なぜ『アンナ・カレーニナ』という題名なのかが分からない、とだけ言っておこう。

  • 美雀(みすず)

    ロシアの風習なのかな?呼称と正式な名称があまりにも違うので、いちいち登場人物欄で確認しなければならず時間がかかってしまった。やたらに名前が多すぎてこんがらがってしまう。ウロンスキーとアンナは好きになれない。レーヴィンとキチィの行く末も気になる。ロシアはヨーロッパとは違うのか?確かにそういうイメージはあるかもしれない。

  • かえる

    「幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである。」という有名な一文から始まるが、一向にアンナが出てこない。ということは隠れ主人公なる者がもう一人いるか、全員が主人公だと言っても不思議ではないくらいに人物が生き生きと描写されていて面白い。アンナ登場で物語は加速。モスクワを発つアンナの乗った列車とレースの事故が印象深い。面子を大切にする退屈な夫より情熱的な男に魅力を感じるのは理解できるけど、アンナよ、息子いるんだよ、あぁ、抑えてよ..。上手くいかないところが読み止まらない。

  • Bashlier

    5/5 人物描写が濃厚な作品。非常に長い作品だが、まるで登場人物の息遣いが聞こえてくるようだ。1861年の農奴解放以後、微妙な時期の同国経済を非常に深く書き込んでおり、表立ってはないもの1917年ロシア革命の足音が随所に聞こえてくる。ストーリーは不倫ものであるのだが、はっきりいえばそのこと自体はあまり重要でない。アンナとウロンスキイの愛憎劇にスポットライトが当たりがちだが、実際に重要なのは市場経済に目覚めるレーヴィンの生き様であろう。

  • みゆき

    「幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである」10年くらい積んでいたが、ようやく手に取る。途中何度か挫折しそうになったが、冒頭の名文を思い出しながら読了。人物描写と心理描写が秀逸で、誰が主人公でも成立しそうな作品だ。これは不倫か?純愛か?境界線が難しい。ウロンスキイって結構嫌な奴じゃない?私はレーヴィンの方が好きだな。キチイの変貌も気になる。続いて中巻へ。

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