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捜査官ポアンカレ -叫びのカオス-ハヤワカミステリ

レナード・ローゼン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150018740
ISBN 10 : 415001874X
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

アムステルダムのホテル最上階で起こった数学者爆殺事件。世界貿易機関で講演予定だった被害者は極めて特殊な爆薬で吹き飛ばされていた。インターポールのベテラン捜査官アンリ・ポアンカレは事件に奇妙な因縁を感じていた。彼の曾祖父も数学者、しかもかの天才ポアンカレなのだ。アンリは事件の背後関係を追い始めるが、あるテロリストが彼の家族の抹殺指令を出したことを知り…。アメリカとヨーロッパを舞台に、原理主義的狂信者、フラクタル理論、第三世界の過激派、終末の預言が入り乱れる、混沌のスリラー。

【著者紹介】
レナード・ローゼン : ボストン近郊のブルックライン在住。ハーヴァード大学などで教鞭をとった後、『捜査官ポアンカレ―叫びのカオス』で作家デビュー。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞にノミネートされ一躍脚光を浴びた

田口俊樹 : 1950年生、早稲田大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tom

    前半は、何が起きてるのかさっぱり不明。でも、せっかく借りてきたのだからと、ちんたらちんたらと読み進めていたら、突然面白くなってしまった。その後は、舐めるようにして最後まで。このくらい面白い本は、なかなか見当たらないですぜ。本当にビックリでし。併せて、フラクタクル画像など、数学に関するうんちくも加わって、私にとっては、今年の初めての大収穫。こういう面白本を書く人は凄い、それから訳者の田口俊樹さん、この人も偉い。彼は自分のことを後書きで大根訳者と書いてるけど、この人の翻訳は、いつも上質。感謝してます。

  • 海月

    偉大な数学者の曾孫にしてインターポールの敏腕捜査官ポアンカレ。特殊な燃料で爆死した数学者の事件を追う彼の前に現れる不可解な数学的類似性。捜査の差中、彼の愛する家族は逆恨みによる理不尽な暴力に晒される。打ちひしがれ復讐を誓う彼の精神に呼応するかのように、世界は『キリスト教』原理狂信者の謳う終末思想による興奮と混乱のカオスに。倫理も矜恃も捨てた彼の覚悟が壮絶で、至る真相と結末に救われました。ネタ的な邦題からコミカルなのかと思っていたら、深刻過ぎて驚きでした。ただ、ポアンカレである必要性があったのか…?

  • 愛玉子

    第一部は事件と関係者の紹介といった感じで散漫な印象だったのだけれど、暴力的に投げ込まれた悲劇の描写にたちまち目が覚めた。読むのが辛いほど惨たらしいその箇所は面白かったとは言い難いが、そこから話が動き出して一気に面白くなったのは事実。なんか展開が都合良すぎやしませんか?とか、主人公がポアンカレの曾孫であることの意味は?とか気になるところは多々あれど、読み終えてみると面白かった!もし映画化されるなら、パオロは優男風のイケメンでどうかひとつ(希望)

  • みこと

    前半はちょっと読み切れなくて時間がかかってしまったけど、後半ポアンカレが動き出してから、爆死した数学者の謎が謎を呼んでいくあたりはぐいぐい引き込まれました。とても面白く楽しめました。つらい箇所もあったけど…。他の方も仰っているとおり主人公が天才数学者の子孫である必要は感じなかったです。個人的には数学の話自体はとても興味深かったので、この設定を活かしたお話があれば是非読みたいと思いました(^^)

  • EnJoeToh

    カオスというよりIFSで、ポアンカレというよりマンデルブロ。数学は微妙。

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