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料理長が多すぎる ネロ・ウルフ・シリーズ ハヤカワ・ミステリ文庫

レックス・スタウト

User Review :3.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150719012
ISBN 10 : 4150719012
Format
Books
Publisher
Release Date
October/1976
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世界各地から選出された15人の名誉あるシェフたちは、保養地カノーワ・スパーに集いソースの味ききに興じていた。ところがその中の一人が刺殺された……この集いに主賓として招かれていた、蘭とビールを愛し美食家探偵を自任するネロ・ウルフは、誇り高き名料理長たちをまえにその重い腰をあげたのだが……!

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アメリカでは絶大な人気を誇り、ファンクラ...

投稿日:2012/02/01 (水)

アメリカでは絶大な人気を誇り、ファンクラブが表彰する「ネロ・ウルフ賞」の名前の由来でもある名探偵、ネロ・ウルフ。 しかし、現在邦訳が読める作品はとても少ない。その中の貴重な1冊。 ランの栽培と美食を愛し滅多に自宅から動こうとしないウルフが珍しく外出したのは、世界で名だたる料理長たちが一堂に会する晩餐会に招待されたから。そこで待っていたのは目もくらむ料理だけでなく、事件だった…。 ウルフと助手のアーチーの名コンビがいつも道り楽しい作品だが、これを読んでこのシリーズを把握したと言えるかは難しい面がある。何しろ今回の舞台はNYではないし、ウルフはホテルで愚痴をこぼしている。好敵手(?)であるクレイマーも出てこない。 単品としては楽しめるが、ぜひとも他の作品も手に取ってほしい。 なお、この作家の作品に昨今の本格ミステリーのような緻密なトリックやアリバイ崩し等のロジックを期待してはいけない。むしろ感覚的に読んで楽しむべし、である。

伊湖 さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • absinthe

    巨漢探偵ネロ・ウルフ。このシリーズは初読みでシリーズであることさえ知らなかった。グルメで肉が付きすぎの巨漢が探偵。しかも今回は15人の料理長が集う会で美味しいものが振舞われるという大喜びな設定だが。もちろんそこでは殺人事件。しかも、被害者を殺したい料理長が3人もいて…。戦前のミステリだが古さは特に感じなかった。ネロは観察力よりもかまをかけて相手のミスを誘いだすのが上手なようだ。ネロとワトソン役のアーチーの掛け合いがまた秀逸。

  • セウテス

    探偵ネロ・ウルフシリーズ第5弾〔再読〕。〜が多すぎるというタイトルが、本作の後流行りました。本当に料理長がたくさん登場しますが、設定背景的に無理やりがある訳ではない。15人もの料理長が一同に介して料理を競い合うとなれば毒殺か、と読んでいたらアリバイ崩しときた。今回は料理が目的の外出であり我関せずを決め込んでいたが、友人に疑いが懸かかり仕方なく犯人探しを始める。相変わらずのネロとアーチーの会話、如何にもアメリカンなユーモアでニンマリ。犯人は解り易いものの基本的な古典本格で、もっと読まれて良い面白さだと思う。

  • 催涙雨

    シリーズ初読。探偵コンビをはじめとする登場人物の軽快なやり取りがいちいちユニークでとても魅力的な作風。事件の顛末に関してはまったく予想できなかったけどソーシス・ミニュイに関してはまあそうだろうな、というユーモア溢れる結び。最後の最後の電車の場面はウルフ、アーチーの双方朗らかなタッチでとにかく笑える。たくさん登場する料理はどれもいまいちイメージが湧かないものなのに美味しいってことだけは確実に伝わってくるところが素敵。

  • 雪紫

    15人の名料理長が集うはずだった保養地で(実際は10人)、嫌われ者のシェフが刺殺。容疑を掛けられたシェフの無実を明かすため探偵は奔走するーーソーシス・ミニュイのレシピを知るために。空気の料理長も登場人物に載らないのも多すぎる。ネロ・ウルフは始めてだけど、かなりマイペースでアーチーとの掛け合いがコミカル。解決前に帰ろうとするとは・・・(苦笑)。黒人差別の影響という毒もありながらも(むしろ犯人より情報を引き出す手際が良かった気が)美食が豪華な1冊。原著の巻末にはレシピが大量とか・・・載せろおおおおお!!

  • penguin-blue

    ネロ・ウルフ初読み。10人の世界的な名料理長が集うイベントに招待されるという美食探偵にうってつけのシチュエーションで起こる殺人。舞台設定もひとくせあるシェフや関係者たちもなかなか面白かったけれど、犯人と犯行はかなり偶然頼みで無理があるのと、料理に馴染みがなくあまり素晴らしさが想像できないのは残念。あと黒人や外国人の作中での扱いに時代を感じた。しかし、気のせいか海外の名探偵って体格が良かったり太った人が多いような…日本ではあまり思い浮かばないのだけれど。

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