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何かが道をやってくる 新訳版 創元sf文庫

レイ・ブラッドベリ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488612078
ISBN 10 : 4488612075
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

【創元SF文庫60周年記念新訳】
ある年のハロウィーン前夜、ジムとウィル、13歳の2人の少年は、一夜のうちに永久に子供ではなくなった。夜の町に訪れたカーニバルの喧噪のなか、回転木馬の進行につれて、時間は現在から未来へ過去から未来へと変わり、魔女や恐竜の徘徊する悪夢のような世界が現出する。SF界の叙情詩人を代表する一大ファンタジーを新訳版で贈る。

【著者紹介】
レイ・ブラッドベリ : 1920年、アメリカのイリノイ州に生まれ、1934年にカリフォルニア州へ移住。少年時代からSFを耽読し、1941年にヘンリー・ハースとの共作「振り子」で商業誌デビュー。その後、独特の流麗な文体により“SFの叙情詩人”と呼ばれるまでになる。2004年、アメリカの芸術家にとって最大の栄誉であるナショナル・メダル・オブ・アーツを受賞。2012年没

中村融 : 1960年生まれ。中央大学法学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ナミのママ

    ハロウィンファンタジー。少年2人は夜中に家を抜け出すやんちゃな13歳。ある晩、夜中の3時にカーニヴァル列車が到着しテント村ができるのを目撃する。そこに邪悪な魔物が潜むのを街の人は知らない。鏡の迷路、回転木馬は人々を誘い込む。1930年代の田舎町を舞台に2人の冒険と父親の姿が美しい文章で綴られていく。父が愛について語る部分が何度も読み返したくなるほど好き。少年ならではの思考と行動が子ども時代を思い出させる。夢の読書時間だった。

  • ★Masako★

    ★★★★☆ ハロウィーンを一週間後に控えた10月24日、町にカーニヴァルがやってきた。13歳の二人の少年・ジムとウィルは、深夜にカーニヴァル列車がやって来てひとりでにテント村が出来上がるのを目撃する。邪悪なものの気配を感じ警戒する二人だが、目をつけられてしまい、攻防戦が始まる…。ブラッドベリ独特の比喩表現が散りばめられ、ファンタジックでダークな世界観を見事に演出。心理描写も素晴らしく、少年たちの友情と冒険譚に夢中になり、父子の深い愛に胸を打たれた。秋の夜長に読むのにぴったりの素敵な作品♪

  • ふりや

    久し振りのブラッドベリ。自分の中ではSFのイメージの強い人ですが、本作はホラーテイストのあるダークなファンタジー。訳者のあとがきによると、カーニヴァル・ファンタジーというジャンルに分類されるようです。ハロウィンの季節に街にやってきたカーニヴァル、そこで二人の少年が悪夢のような体験を味わうことに。著者の独特な比喩の言い回しや、じわじわと追い詰められていく少年たちの描写がとても心に残りました。そしてなんと言ってもウィルのお父さんの活躍とカッコ良さ!少年二人の青春物語でもありますが、自分はお父さん大好きでした。

  • 本の蟲

    恩田陸がエッセイやあとがきでたびたび言及しているブラッドベリの名作新訳版。ある田舎町にやってきたカーニバル。町の人々は季節外れのイベントを喜ぶが、深夜ひとりでに組みあがるテントを目撃した二人の少年だけが、その異常さ、邪悪な存在に気づいて追われることになり…。やたらと修辞が多い凝った文体は、原著を忠実に訳したものらしい。旧訳の方が読みやすかったかも…。しかし後半からは気にならず、少年たちの焦燥と危機感に共感し、図書館司書のパパさんの活躍に燃える。スティーブン・キング激賞も納得

  • Vincent

    ブラッドベリの第3長篇の新訳。魔物たちが開催するカーニバルで地元の親父と少年が奮闘するファンタジー。抒情詩あふれる筆致にしびれました。文句なしの傑作。キャラクターでは首領のミスター・ダークの不気味でこしゃくな造形が秀逸。米国作家S・キングの作風に大きな影響を与えていますね。

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