レイモンド フィスマン

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悪い奴ほど合理的 腐敗・暴力・貧困の経済学

レイモンド フィスマン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784757123281
ISBN 10 : 4757123280
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

スハルト大統領の健康が悪化すると、株価が暴落する?大がかりな密輸の存在を統計データからどうやって見つける?違法駐車の記録からその国の腐敗の度合いがわかる?雨が降らないと戦争が起こる?現代の「魔女狩り」をなくすにはどうしたらいい?戦争で破壊された場所ほど復興は早い?→現代の経済学者はこんな問題にもとりくんでいる。

目次 : 第1章 経済開発に向けた戦い/ 第2章 スハルト株式会社/ 第3章 密輸ギャップ/ 第4章 氏か育ちか?腐敗の文化を理解する/ 第5章 水がなければ平和もない/ 第6章 千の傷による死/ 第7章 戦争から戻る道/ 第8章 経済的ギャングと戦うことを学ぶ

【著者紹介】
レイモンド フィスマン : コロンビア大学ビジネススクール教授、社会事業プログラムディレクター。ハーバード大学でPh.D.(ビジネス経済学)を取得。研究分野は、企業の社会的責任(CSR)や、利他主義の決定要因、世界的な腐敗の問題など多岐にわたり、各一流誌に論文を多数掲載

エドワード・ミゲル : カリフォルニア大学バークレー校の経済学部教授。ハーバード大学でPh.D.(経済学)を取得。効果的グローバルアクションセンター(CEGA)ディレクター。アフリカ経済開発に長く携わり、市民戦争や暴力の経済学的な分析などの研究を一流誌に多数掲載

田村勝省 : 1949年生まれ。関東学園大学経済学部教授、翻訳家。東京外国語大学および東京都立大学卒業。旧東京銀行で調査部、ロンドン支店、ニューヨーク支店を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Tommy おぢさん

    うむむむむ。世界で起きている貧困、紛争を分析しているこの手の本を読むと悲しくなる。内容として分析は鋭く、風が吹けば、桶屋が儲かる的な、NYの外交官による駐車違反や旱魃と紛争の関係なども良く理解できる。人間の持つ悪の合理性についても。そして、問題解決への導入口が初めて見えたようにも思うのが救い。タイトルのせいか図書館でも意外に貸出の人気があったが、納得!その昔、家の近所で外交官ナンバーの車を道を塞いで駐車していたおバカな白人のボーヤを叱り飛ばしたことを思い出させる作品。図書館の本。評価:☆☆☆☆★

  • きむロワイヤル

    貧困と紛争を経済学からの視点から見た本。旱魃と紛争には正の相関があるという話には納得。かと言って援助すればそれで紛争が解決するかというとそう簡単な話ではなく、政治腐敗が常態化しているところに援助を行っても一部の人間に搾取されるだけだし、それを利用した大企業や国家がはびこったりもする。理屈は重々承知だが、どうすればよいかはかなり難しい。

  • らくだ

    腐敗や暴力(紛争)といった社会的「悪」と経済(金銭的インセンティブ)の相関をデータを使って分かりやすくユーモアを交えて解説。 大統領の同属企業の株価の推移で、その国の腐敗度を図ったり、各国の外交官の駐車違反の状況で、国の腐敗度と外交官のモラル計測する試みは面白い。 旱魃と内戦の相関関係やが、貧困と現代の魔女狩りの関係などみると、想像しうる反面、やるせない。 コロンビアのボコタ市長のモラルに関する実験的な施策は、人間の社会性に関する可能性みたいなものを感じた。

  • むとうさん

    タイトルを見ると行動経済学っぽい感じだけど、基本的には開発経済学の本。要人の訃報等のニュースに対するある会社の株価の反応でその会社のコネ依存度を調べたり、通関統計の抜け落ちから密輸の量を割り出したり…私には前半の方が面白いかな。あとがきを読む限り前半と後半で担当が違うみたいで(前半はフィスマンパート)、その辺は好みの問題。治外法権を活かして違法駐車をするかどうか、をその国の遵法意識の代理変数として使うのは素直にアイディアに脱帽だった。開発経済も「道徳」的な勢力が強い分野な気もして、どこまで活かせるのかね。

  • glaciers courtesy

    貧困と紛争の関係とか、当たり前と言えば当たり前だけど、読んでみる価値はある。しかし、著者たちがスハルト政権における腐敗を定量する時に株式市場を「完全情報ゲーム」として扱っていることには抵抗がある。株式の評価が会社の実際の力とは無関係に上下することは、周知の事実だからだ。また「腐敗と暴力(中略)がどのように経済進歩を邪魔立てをし」っていうんだけど倫理と経済的な進歩は必ずしも両立しないから僕らは困っているんじゃないか。アル・カポネが酒を密造してもそれは経済的には新しい産業を一つ創出しているのに過ぎないハズだ。

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