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ISBN 10 : 4771026769
Content Description
言語表現が思索と互いに磨きあう『覚書』は精神史としての文学作品である。スイスの作家ルートヴィヒ・ホールは、1934〜36年の間にオランダで“最大の精神的な荒野”の中に生き、その精神を断章の形式で記録した。思索が、その思索と等価なかたちで言語的に表現されている、人生の書。
目次 : 働くことについて/ 到達することの可能なものについて、そして到達することの可能でないものについて(人間‐発展、変化、歴史的なもの‐教育‐関係、社会的なもの‐生物学的なもの)/ 語る、おしゃべりする、沈黙する/ 読者/ 芸術/ 書くことについて/ 雑録/ 薬剤師(愚か者、編集部、犬、日曜と祝日、愚かさ、醜さ、怠惰について)/ 文学(読書‐体験‐強調と連想‐スタイルと言語について)/ 夢と夢たち/ 死について/ 形象(精神‐世界‐和解‐リアルなもの)
【著者紹介】
ルートヴィヒ・ホール : 1904年にスイスに生まれた。20歳の時からパリ、オランダ、ジュネーヴに住み、ドイツ語圏スイスに行かなかった。思想的、文学的な流行と関係せず、リヒテンベルク、ゲーテ、スピノザ、モンテーニュを拠りどころにし、孤独に思索を重ねた
吉用宣二 : 1952年滋賀県に生まれる。1982年名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、東北学院大学教養学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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