Books

会計が動かす世界の歴史 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか

ルートポート

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784046040725
ISBN 10 : 4046040726
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
Rootport ,  

Content Description

“お金”とは何か?私たちの財布に入っているお金には100円、1000円、10000円などの価値がつけられています。しかし、ただの金属、紙切れにすぎないものをなぜ高価だと信じているのでしょうか。貨幣や紙幣に込められた絶大な影響力―。その謎を解く手がかりは人類と会計の歴史のなかにあります。先人たちの歩みを「損得」という視点で紐解きながら「マネーの本質を知る旅」に出かけましょう。

目次 : 第1章 偉人とお金の意外な関係(“19世紀/イギリス”―シャーロック・ホームズの“金銭感覚”/ “15世紀/イタリア”―ダ・ヴィンチの作品に深く関わった“会計学の父” ほか)/ 第2章 なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか(“約100万年前/アフリカ”―「貸し借りを把握するため」に進化したヒトの脳/ “紀元前4000年ごろ”―最初の簿記は、メソポタミアの「駒」 ほか)/ 第3章 一国の運命をも翻弄する会計の力(“16世紀ごろ/スペイン”―「太陽の沈まない国」スペイン帝国はなぜ沈んだのか/ “16〜17世紀/スペイン”―スペインがもたらした価格革命 ほか)/ 第4章 産業革命。そして、簿記から会計へ(“18〜19世紀/イギリス”―産業革命は、なかった?/ “18世紀/イギリス”―産業革命はなぜ、イギリスだったのか? ほか)/ 第5章 これからの「おカネ」の話をしよう(“20〜21世紀/日本”―財務省が消費税を上げたがるワケ/ “21世紀”―ビットコインが問いかける貨幣の本質 ほか)

【著者紹介】
ルートポート : 会計史研究家、ブロガー。1985年、東京都生まれ。ブログ「デマこい!」を運営。「くらしの経済メディアMONEY PLUS」にて、「簿記の歴史物語」を連載中。また、コミックの原作者としても活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
個人的にびっくりしたのが、ダーウィンが投...

投稿日:2021/06/16 (水)

個人的にびっくりしたのが、ダーウィンが投資で生計を立てていたということ。確かに科学者らしい風貌には見えないとは以前から思ってはいた(率直に言ってオタクに見える)。一人の人間が投資で生計を立て、歴史に残る学説を世に問うたということがとても面白い。他のエピソードも面白かったが、ダーウィン回りの近世イギリスのエピソードが個人的に心に残った。

kam さん | 大阪府 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • えちぜんや よーた

    「産業革命の萌芽はヨーロッパの人口を3分の2にしたペストから始まった」・「人材を安価に利用することは経済成長につながらない」・「安価な労働力は機械への代替を阻害する」。誰かが同じような主張をしていたなぁとぼんやり思っていたら、その誰かとはデービッド・アトキンソンさんだった。ちゃんと歴史を勉強をするなどして、見るべきことを見ている人はみんな同じことを主張すると感じた。自分は乱読をするタイプなので、異なる立場の人が同じ意見を述べている箇所を読むと、記憶がより確かなものになる。

  • いちろく

    紹介していただいた本。簿記をテーマにしたノンフィクションモノ。タイトルの“なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたか”に偽りなし。小説を読む感覚でページを捲れるぐらい柔らかい文章で書かれているので、簿記に詳しくない私にも飽きずに最後まで読了できた。また、日本の簿記の歴史にも触れられており、これから先は江戸商人を舞台にした歴史小説や時代小説の見方も変わりそう。巻末の参考文献も圧巻でした。最後に、著者は本当に会計が好きなんだな〜、と伝わる内容。

  • こも 旧柏バカ一代

    ほんと、1400年から今、簿記会計に関しては基礎は同じで左右に分けて記入するのは全く変わっていない。でも色々な紆余曲折があって今のような経済になってもいる。それが今後どう変わって行くのか、、、興味深いが生き残る事が出来るかはわからない。

  • 月をみるもの

    会計というか資本主義の歴史という感じだったが、それってよく考えると会計こそが資本主義の本質ってことなのか。。貨幣の本質は「譲渡可能な信頼」であって、時間的なラグを持つ貸し借りの関係が、当事者間だけでなく社会全体に広がっていくところにある。 そして、その広がりを担保するのは貨幣でも債権でも宝石でもなく会計〜複式簿記であるという壮大なお話。 商業高校に行ってた人には常識なのかもしれないが、自分にとっては目から鱗がおちた感じだった。 聖書も、「はじめに(言葉ではなく)『簿記』があった」と書くべきだったのだ。

  • かも

    ★★★☆☆会計の進化と歴史上の出来事をリンクさせた面白い内容。小ネタをはさみながらなので脇道に外れることが多く、断片的な知識を寄せ集めた感があるのが残念。しかし会計とか財務とかよく分からない人(自分の資産をBSで考えられない人)には、お金の新しい側面を見せてくれる良著だと思う。とっかかりは本書で、次に「会計の世界史」あたりが良いか。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items