ルーシー・ワースリー

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Books

イギリス風殺人事件の愉しみ方

ルーシー・ワースリー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784757143296
ISBN 10 : 475714329X
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

なぜ人は犯罪事件に夢中になってしまうのか?死刑囚の公開処刑や殺人現場ツアー。イギリス国民は、身の毛のよだつ事件の数々に戦慄しながらも大いに愉しんできた。未解決の大事件から探偵小説の栄枯盛衰まで。

目次 : 第1部 殺人の愉しみ方(趣味としての殺人/ ラトクリフ街道殺人事件/ 夜警 ほか)/ 第2部 探偵、登場す(ミドルクラスの殺人者と医師/ 良き妻/ 探偵登場―ロード・ヒル・ハウス殺人事件 ほか)/ 第3部 黄金時代(大戦間の時代/ アガサ・クリスティ/ ドロシー・L.セイヤーズ ほか)

【著者紹介】
ルーシー・ワースリー : ロンドン塔、ケンジントン宮殿、ハンプトン・コート宮殿など、主要な王宮を監督管理するヒストリック・ロイヤル・パレスの主席学芸員、歴史家。数多くの歴史教養番組を監修・主演し、もっとも声望にとむパーソナリティでもある。オックスフォード大学で歴史学を専攻し、サセックス大学より博士号(美術史)を授与される

中島俊郎 : 甲南大学文学部教授。専門は英文学

玉井史絵 : 同志社大学グローバル・コミュニケーション学部教授。専門は英文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mejiro

    刺激的なタイトルに反し、真面目な内容。取り上げる事例は動機がわかりやすい殺人が多い。本書からは、昔は殺人が少なかった印象を受けるが、記録がなかったり、表に出なかったりで実際は多かったのでは、と思った。当時の人々が現在のミステリを読んだら卒倒しそう…。それとも夢中になって読み漁る?事件の記念品を家に飾ろうとする心理はよくわからない。公開処刑がお祭りイベントだったのが、後に廃止になったり、人々の意識の変化がわかる。ディケンズ、マダムタッソーの館の話など興味深かった。英国ミステリの歴史も勉強になった。

  • グラコロ

    戦争、飢饉、伝染病の脅威が減少した19世紀のイギリスの人々が熱狂したものは殺人。公開処刑、殺人現場ツアー、殺人犯の蝋人形館が大人気。現実の殺人が減ると推理小説、やがてスリラーからホラーへとより刺激の強いものを求める。どこまで行くんだイギリス人?それにしても、難解な言葉が多用されている。包摂、揺曳、胎胚、知悉、馴致はまだいいとして、右顧左眄とはなあ。論文調を狙って確信犯的にやってるみたいだけど、とっても嫌な感じがする。

  • 9rikaz00

    公開処刑、殺人事件ツアーへの野次馬根性から生まれた殺人への憧憬が、イギリス社会の安定化に伴って文学として昇華し、第二次大戦を経てゆったりと衰退していくまでを社会論、文化論、ジェンダー論まで交えて総合的に描き出す本。ディケンズ、ドイル、アガサ・クリスティ、オーウェルら英国を代表するフィクションと、切り裂きジャックや科学捜査の発展といった現実がリンクし相互に作用し合う様子が楽しい

  • ルナティック

    英国はアメリカとは違う!と力説(?)しておりました。お上品に見えても、人間の心の深遠は何を求めているか・・・。英国ミステリーの歴史って思って読めば正解。私は、暮らしが安定して、住環境も整備されたミドルクラスが、夜の暖かな部屋で読む本が、殺人事件小説の普及につながっている、と読むなる程、と。また、殺人事件の情報を読みたい為に、頑張って字を習おうとする方々にもなる程、と。

  • timeturner

    うーん、前作での花から花へと気ままに飛び移る蝶のような軽やかさが消えちゃった。内容も『最初の刑事:ウィッチャー警部とロード・ヒル・ハウス殺人事件』を読んだ人には目新しくないかも。ヒッチコックとセンセーション文学を結びつけたところは「へえっ」と思ったけど。

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