ルーシー・ワースリー

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アガサ・クリスティー とらえどころのないミステリの女王

ルーシー・ワースリー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562073627
ISBN 10 : 4562073624
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

20世紀を記した非凡な女性作家の生涯。全世界に読者をもつ巨匠アガサ・クリスティー。しかし彼女は職業を聞かれれば無職と答え、書類には主婦と記入した。当時の社会階層やジェンダーのルールにより平凡なふりをして生きた20世紀の偉大な作家の一生に光を当てる。“タイムズ”紙ブック・オブ・ザ・イヤー選出!

目次 : 第1部 ヴィクトリア朝の少女 一八九〇年代/ 第2部 エドワード朝のデビュタント 一九〇〇年代/ 第3部 従軍看護婦 一九一四‐一九一八年/ 第4部 有望な若き作家 一九二〇年代/ 第5部 一九二六年 一九二〇年代/ 第6部 金権主義の時代 一九三〇年代/ 第7部 戦時労働者 一九四〇年代/ 第8部 満潮に乗って 一九五〇年/ 第9部 スウィングしない 一九六〇年代/ 第10部 カーテン 一九七〇年代

【著者紹介】
ルーシー・ワースリー : オックスフォード大学で古代・現代史で優等学士の学位を取得。卒業後は“古建築と英国遺産の保護協会”に勤務。現在は“ヒストリック・ロイヤル・パレス”の主席学芸員、BBCの歴史教養番組のプレゼンターを務める

大友香奈子 : 英米文学翻訳家。1965年北海道生まれ。早稲田大学第二文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    中高生の頃、アガサ・クリスティーの作品を良く読みましたが、伝記は初めてです。有名作家でありながら、社会で目立たないようにしていたのは、時代を感じます。アガサ・クリスティーが若い頃美人で、多くの男性から求婚されていたとは思いませんでした(驚) http://www.harashobo.co.jp/book/b637108.html

  • パトラッシュ

    作家の伝記にはその生涯の事績を忠実に記録するものと、作品を生み出す過程を描くタイプに分かれる。歴史家の手になる本書は前者の典型であり、クリスティーの人間像を知りたい読者には格好の1冊。映画にもなった有名な失踪事件に関しても淡々と抑えた筆致で事実のみを綴り、その後の再婚やイラクでの発掘事業、第二次大戦中の経験など劇的にできる話でも筆はすべらない。信頼できる本ではあるが、作品やアイデアの誕生するプロセスを知りたいミステリファンには食い足りない部分があるのも事実だ。次はその方面を詳細に追求した評伝が出てほしい。

  • アキ

    1890年生まれで、1976年に86歳で亡くなったアガサ・クリスティーの伝記。有名な1926年12月4日土曜日とその後の数日間の失踪の顛末が、後の彼女への偏見に繋がったのだろう。「自分の運命を書くことはできません。でも自分の生み出した登場人物でなら好きなことができるのよ」本書はまさに彼女の人生について書かれたもの。幼くして父を亡くし、夫の不倫と母の死で失踪し、2度の世界大戦を病院で勤務し、2度目の年下の考古学者との結婚、ベストセラー作家となった。最も偉大な登場人物は、アガサ・クリスティー自身なのだ。

  • kaoru

    「ミステリの女王」アガサ・クリスティーの評伝。ヴィクトリア朝に生まれた彼女は第一次・二次大戦を含むおよそ60年間に数々の名作を残した。最初の夫の不倫にまつわる謎の失踪事件後、14歳年下の考古学者マックスと再婚し、その作品世界は膨らみを増す。夫に同行したイラクでの発掘旅行や英国の屋敷での生活の合間のたゆまぬ執筆作業。書かずにはいられない天性の作家だったようだ。娘との葛藤や溺愛する孫との関係、映画・テレビ化によって高まる名声。時代の移ろいを感じつつも「のどかな英国の村にも邪悪さは潜む」と考えた彼女の洞察力と→

  • ぐうぐう

    小説は小説家をイメージさせる。本来、小説家が小説を書いているのだが、読者にとっては小説が小説家を作っているのだ。ミステリの女王と呼ばれたアガサ・クリスティーもまた、そんなパブリックイメージに時に苦しめられ、時に利用し、時に反発してみせた。この評伝の特徴は、小説が小説家をイメージさせる読者の危うい傾向を逆手に取り、小説の中からアガサの本音を探り出し、実像に迫ろうとしている点だ。以前、『スヌーピーの父 チャールズ・シュルツ伝』を読んだ際、(つづく)

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