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ビッチな動物たち 雌の恐るべき性戦略

ルーシー・クック

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784760155279
ISBN 10 : 4760155279
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

動物界ではホモセクシャルはあたりまえ。雌は浮気し、雄は性転換することもある。本当の性淘汰とはいったいなんだろうか。

目次 : 第1章 性の混沌―雌という存在について/ 第2章 配偶者選択とは何か―謎解きはロボバードにお任せ/ 第3章 単婚神話―奔放な雌、キイロショウジョウバエ騒動/ 第4章 恋人を食べる50の方法―性的共食いという難問/ 第5章 愛の嵐―生殖器をめぐる戦い/ 第6章 ノーモア・マドンナ―無私の母親、空想の動物たち/ 第7章 ビッチ対ビッチ―女の争い/ 第8章 霊長類の政治学―シスターフッドの威力/ 第9章 母権制社会と閉経―シャチとヒトの絆/ 第10章 わたしたちは自力でやる―雄のいない雌たち/ 第11章 二項対立を超えて―進化の虹/ 終章 先入観のない自然界

【著者紹介】
ルーシー・クック : ニューヨーク・タイムズでベストセラーとなったナマケモノの絵本『ナマケモノでいいんだよ』の著者。ナショナルジオグラフィックのエクスプローラーでTEDトークにも出演している。テレグラフやハフィントンポストに寄稿しており、ドキュメンタリー映画の製作者でもある。オックスフォード大学で動物学の修士号を取得(リチャード・ドーキンスの指導を受けた)。イギリスのヘイスティングス在住

小林玲子 : 国際基督教大学教養学部卒業。早稲田大学院英文学修士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 於千代

    タイトルはかなりインパクトがあるが、内容は割と骨太な動物の性についての事例紹介。様々なエピソードが述べられ、大変興味深い。また、かつての男性研究者たちが動物に「貞淑」などのある種の理想を仮託し、男性中心主義的な立場から研究していたことを批判。動物の性を通じて、人間の性についても考えさせられる。

  • colette

    今年の文句なしベスト。男の人は読みたがらないしたとえ読んでも感想なんか言いたがらないであろう1冊。どの章も、大事なところがヒュッとちぢみ上がる感覚を味わえます。女性の皆さんにはぜひ読んで欲しい。読後はいろんな規範が足枷が、力を失いポロポロ取れていくように思えます。相手が気に入らなかったら、ルブロンオオツチグモの雌にならって頭からもりもり食べちゃっていいんです。自然界の雌たちは、こんなにも強烈で強靭な生存戦略を駆使して次世代に命をつないでる。人間の女も、もっと自由に強く生きていいのです。

  • runerune411

    いろんな生物のいろんな生存戦略が垣間見える。まるで異世界。読んだことのない世界。世界は広いのだな。 生まれ変わってもミーアキャットやハダカデバネズミのヒエラルキー下の雌は遠慮したいと思った。シビアすぎる。 絶滅から救うために人間が隔離した環境で思いもよらない結果が出た話にもびっくり。環境に適応する事は生物にとって綱渡りの成功の一瞬なんだな。だから何度も「殆ど絶滅するけど全てではない」歴史を繰り返してるんだろうけど。 読んだ感想:あ〜楽しかった! かな。

  • コウみん

    メスたちの生存本能は半端なかった。 オス喰いとか単為生殖など読めば読むほど驚く。 ダーウィンの説を完全壊した。 結構長い内容でやっと読み終えたが、女という動物は怖い。

  • モナカレェ

    ・生物進化論を発明した一方で、性淘汰という強烈な男性のバイアスがかかった考えを根付かせてしまったダーウィンの功罪。反証する生物が確認されているのに未だ根強く残っているもどかしさ。・雄がリーダーとなり雌は従属する、性交する時も雌は受動的であるなど、動物界で常識とされていたこと(ひいては人間社会の性差別を温存するために信じられてきたこと)をひっくり返すエピソードが面白いものばかりで終始楽しく読んだ。雄に服従しているように見える生物でも静かに精子の取捨選択をし決定権を握っているというエピソードはとてもよかった。

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